オーディオの足跡

PR:LUXMAN/LUXKITの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

C-06の画像
 解説 

忠実な伝送能力と豊かな音楽表現能力を追求したコントロールアンプ。

C-06にはバランス特性に優れたデュオバランスアンプを搭載しており、バランス入力時もアンバランス入力時もペアバランス動作のDCアンプによってシンプルな構成となっています。
さらに、アンプを通過した後にふたたび性格の異なるアンプ(通常ゲイン1のインバーテッドアンプ)を通ることによって起こる逆相出力の音質低下を最小限にしています。また、信号経路のシンプル化によってよりクリアな音質を得ています。

ボリュームには新開発の4連アルティメイトアッテネーターを搭載しています。
このアッテネーターはバランス入力に対応した4連32ポイントのアッテネーターで、4連の中央にセパレーターを設けることでL/Rチャンネル間のクロストークを排除しています。さらに、ガラスエポキシ基板や金メッキ仕上げ、非磁性体抵抗を配するとともに、ダイキャストと押出材によるシールドなどを採用することで、徹底してクオリティの向上を図っています。

電源部には銅メッキケース入りトロイダルトランスをL/R独立搭載しています。さらに、トランスからの磁力線の干渉を配慮した上でヒューズさえも別々に設けて相互干渉を防いでいます。
また、初段電源回路の整流充電時に発生するスパイクノイズや電源回路から混入するデジタル系ノイズを防ぐため、整流回路のプラス側巻線とマイナス側巻線を別巻線とし、さらにバイファイラ巻されたノイズフィルターが挿入されています。

出力端子はバランス出力用のキャノンコネクターだけでなく、通常のコアキシャル端子でポジティブ(正相)出力とネガティブ(逆相)出力を搭載しています。

AC電源の極性が検知できるラインフェイズセンサーを搭載するとともに、トータルシステムの極性を統一することで音質の向上が図られています。C-06では電源トランスの1次側2次側とも厳密に極性管理がされているため極性統一の効果が得られています。

信号系での接点数をできるかぎり少なくして信号の鮮度を保つため、34個もの窒素ガス封入金接点リレーを採用しています。しかも1個を片チャンネルだけで使用することで相互干渉を排除しています。

配線材にはPC-OCC(単結晶高純度無酸素銅線)を採用しています。
また、電源インピーダンスの低減を図ったバスバーや、シールドを強化した初段ブロック、L/R分離シールドを施したモノシリックレイアウトのガラスエポキシ基板、信号へのノイズや振動の影響を排除した非磁性体シャーシと硬質木製キャビネットを採用するなど、音質を重視して設計されています。

機種の定格
型式 コントロールアンプ
入力感度/インピーダンス CD Balance:150mV/80kΩ
CD Coaxial:150mV/40kΩ
Phono Line:150mV/40kΩ
Line1~4、Tape1&2:150mV/40kΩ
出力端子 Output1:Balance、Coaxial(Positive、Negative)
Output2:Coaxial(Positive)
出力レベル/インピーダンス Balance:定格2V、最大20V/16Ω
Coaxial:定格1V、最大10V/8Ω
全高調波歪率 0.005%以下(定格出力時)
周波数特性 5Hz~100kHz ±0.5dB以下
SN比(IHF-A) 110dB以上
付属装置 テープダビング2系統(1→2、2→1)
Rec off、ラインフェーズセンサー
ACアウトレット(switchedx2)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 40W
外形寸法 幅460x高さ120x奥行408mm
重量 10kg