オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

B-10IIの画像
 解説 

B-10をリファインしたモノラルパワーアンプ。

パワーアンプ終段にプラス信号用とマイナス信号用にそれぞれPc200W級のマルチエミッタトランジスタを8個、計16個を用いて構成しています。
これにより8Ω負荷時で500W、4Ω負荷時で1000Wの巨大な出力を実現しています。

CSSCはシングル・スタガー回路をさらにコンプリメンタリー構成とすることで制御を極小とし、過剰制御で音質への悪影響を避けています。
初段には入力インピーダンスを高くとったデュアルFETとカスコード接続トランジスタのコンプリメンタリー回路、次段はベース接地による整流伝送段とし、カットオフ周波数を高くすることで余分な位相補正を必要としない自然な信号増幅を実現しています。
さらに、このCSSC回路を2つ組み合わせた完全バランスCSSC構成を採用しています。信号に混入したノイズを出力時に互いに打ち消し合うため、外部からの影響に強く、S/Nの向上が図れています。

アンプの中高域と低域の音色を統一するために用いられるNFB補正には、回路の裸特性を練り上げることで、DCサーボアンプを排除して全帯域にわたり音色の統一を可能にしたODベータ回路が採用されています。

電源部には、大型の800VAのEIトランスと充放電特性に優れた22000μFのカスタムメイドコンデンサにより、電源部本来の裸特性によるレギュレーションを高め、余裕をもって電圧変動に対処した、ハイ・イナーシャ電源を採用しています。
これにより、小刻みに揺れる不自然な電圧変動をゆったりとした変動に変え、ミクロ単位で観察した際にはほとんど変動の見られない自然な電源供給を可能にしています。

入力部に6接点独立固定抵抗切り替え型アッテネーターを採用しています。
ミリタリー規格の高精度な大型カーボン皮膜抵抗(1Wタイプ)により、音のクオリティを損失することなく、最適な設定を行う事が出来ます。
また、さまざまな機器との接続も考慮され、1V入力時に100Wの出力が得られるリファレンスポジションを新しく設定しています。

使いやすい対数圧縮型の120×100mmの大型パワーメーターを装備しています。

音質に悪影響を及ぼす不要振動の徹底排除と外来ノイズや干渉ノイズへの対策に、振動吸収モードに優れ、安定した動作を守る5点接地型のFRPシャーシ・ベースを基盤とし、筐体は各回路間の相互干渉を解消する高剛性ボックス遮断構造を採っています。
さらにパソコンやマイコン搭載機器が発する高周波ノイズへの対策として、内部フィルターを強化しています。

よりクリーンで安定した電源を供給するため、電源部のさまざまな干渉ノイズ対策と不要振動対策に万全な対策を施しています。
トランス、整流ダイオード、ブロックコンデンサなどの電源部を信号経路と完全に分離させ別シャーシ内に収納した独立電源ルーム方式を採用しています。

入力部にはバランス端子とRCA端子の2系統の端子を装備し、スピーカー端子にはバナナ端子対応の独自に開発した大型スピーカーターミナルを装備しています。
また、プロの音響現場で使用されているスピコン端子にも対応しています。

新たに開発された超ローノイズカスタムメイド抵抗器の他に、大型電源トランス、大容量ブロックコンデンサをはじめ、電解コンデンサ、銅スチロールコンデンサ、銅製バスバー、6Nケーブルなどのカスタムパーツを採用しています。
さらにインピーダンス変動を極小化するため70μと厚めに設定された銅箔パターンと絶縁性に優れたガラスエポキシ基盤を採用しています。

フロントは無垢のアルミパネルから削り出し、特殊な梨地加工によって独自の味わいを加えています。
キャビネットは木製キャビネットを採用しています。

AC電源の極性を感知するラインフェイズセンサーを搭載し、常に正しい極性でセッティングを行えます。

機種の定格
型式 モノラルパワーアンプ
連続実効出力 8Ω:500W
4Ω:1000W
入力感度 1V/500W(8Ω)
入力インピーダンス Coaxial:50kΩ
Balance:100kΩ
利得(ゲイン) 36dB
全高調波歪率 0.04%(20Hz〜20kHz)
周波数特性 20Hz〜20000Hz、+0 -0.1dB
10Hz〜100000Hz、+0 -1.0dB
SN比(IHF-A) 115dB
付属装置 Coaxial-Balance 入力アッテネーター
ライン・フェーズ・センサー
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 750W(電気用品取締法による規定)
外形寸法 幅467×高さ233×奥行482mm
重量 43.5kg