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5C50の画像
 解説 

ラボラトリーリファレンスシリーズのステレオDCプリアンプ。

5C50はイコライザー段とフラットアンプ段の2つで構成されており、全く同じ回路構成を採用しています。
また、NFBをかける前の裸特性を改善するとともに単純な連続波の測定では現れない非直線歪を追放し、さらにDCアンプ構成とすることでプログラムソースに対して忠実な増幅を可能にしています。

DCアンプでは温度などの外部条件の変化に伴なうDCドリフトが問題となります。
5C50ではこの問題を改善するため、ノイズが少なく順伝達アドミッタンス(Gm)が大きく、しかも両ユニットのバランスのとれたFETを開発・採用しており、このFETを用いて初段の差動増幅回路を構成し、カスコード回路、カレントミラー回路、定電流回路などを効果的に組み合わせることでDCドリフトの発生を抑えています。
さらに、これら全ての回路をブロック化したDML-IC(Dual Monolithical Linear-Integrated Circuit)を開発することで、外部との遮断を図り、DCドリフトを抑えています。5C50では、プリアンプ用として開発されたDML-02が採用されています。

サブソニックフィルターにはツインT型フィルター回路を基本としたディップ量可変タイプサブソニックフィルターを採用しており、出来る限り可聴周波数帯域に影響を与えずに5Hz〜10Hzの超低域ノイズを効果的に除去できます。

ハイカットフィルターには-12dB/octの減衰特性を持つNF型を採用しており、できるだけ可聴周波数帯域に影響を与えずに不要な高域ノイズだけを除去しています。

2系統のテープモニター機能、テープダビング機能、プリセット付きアッテネーター、Phono入力インピーダンス調整などの機能を搭載しています。

一般的なトーンコントロール機能は省略されており、プログラムソースの積極的な補正を目的とするラックス独自のリニアイコライザーを搭載しています。

温度特性が優れノイズの少ない半固定VRや抵抗類などを厳選して採用すると共に、高域特性の優れたシルバードマイカ型コンデンサーを採用し、安定したDCアンプを実現しています。

新規に開発された信頼度が高く手触りの良いレバースイッチや、左右連動誤差の少ない精密級ディテント型音量ボリュームを採用しています。

ラボラトリーリファレンスシリーズでは、下部に脚を、上部に受け金具を付け、この間を金属支柱で支えるという構造を採用しています。これにより積み上げた際に下になった製品に無理な荷重がかかりません。
また、脚と受け金具はぴったりと組み合わさるため、ズレたり倒れることがありません。

別売のオプションパーツとしてEIA規格の標準ラックマウント用金具がありました。

機種の定格
型式 コントロールアンプ
出力電圧/インピーダンス Pre out:1V(標準)、18V以上(最大)/500Ω
Rec out:150mV(標準)、18V以上(最大)/500Ω
全高調波歪率 Phono1/2:0.005%以下(Rec out、2V、20Hz〜20kHz)
Tuner、Aux:0.005%以下(Pre out、2V、20Hz〜20kHz)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) Phono1/2:0.002%以下(Rec out、2V)
Tuner、Aux:0.002%以下(Pre out、2V)
周波数特性 Phono1/2:20Hz〜20kHz ±0.2dB
Tuner、Aux:0.5Hz〜200kHz -0.5dB
入力感度/インピーダンス(Pre out、1V) Phono1/2:2.5mV/30kΩ〜50kΩ〜100kΩ(連続可変)
Tuner、Aux:150mV/50kΩ
SN比(IHF-Aカーブ補正、入力ショート) Phono1/2:80dB以上
Tuner、Aux:100dB以上
耐入力電圧 Phono:300mV以上(1kHz、RMS)
クロストーク Phono1/2:-80dB以下
Tuner、Aux:-95dB以下
サブソニックフィルター subsonic freq:4Hz、7Hz
dip control:sharp〜broad連続可変
ハイカットフィルター 12Hz/18Hz、-12dB/oct
付属装置 リニア・イコライザー(uptilt-2/1、flat、downtilt1/2)
Phono入力インピーダンス調整
テープモニター回路(2系統)
テープダビング回路
アッテネーター
MC入力トランス用ソケット
消費電力 15W
外形寸法 幅442×高さ101×奥行400mm
重量 8.2kg