オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

FT-420の画像
 解説 

安定受信・高忠実再生のハイコストパフォーマンスチューナーとして発表されたAM/FMステレオチューナー。

フロントエンドには周波数直線形4連バリコンを採用し、低雑音MOS FETと相まって優れた感度と妨害排除能力を得ています。

中間周波増幅段にはICによる差動4段増幅と、位相特性に優れたセラミックフィルター3素子を採用し、優れたリミッタ特性を持たせるとともい混信除去効果を得ています。
また、IC化されたクオドラチュア検波は、帯域が広く低歪を実現するとともに、キャプチャレシオの改善を実現しています。

オートロック・チューニング機構を搭載しており、最良受信点で電波をキャッチすると、その受信周波数を常にオートロックします。このため、歪やセパレーションを最良の状態で安定受信が可能です。
これは、日立のIC HA-1137の自動制御の働きにより実現しています。

MPX回路には日立が開発したIC HA-1156によるPLL回路を搭載しており、周囲温度の影響や経時変化に強い受信特性が得られます。

局間ノイズや離調時の雑音を抑えるためミューティング回路を搭載しています。
この回路は日立の開発した通信機用リードリレーと、ICによる制御回路で構成されています。

AMチューナー部には非同調形高周波増幅回路を採用しており、セラミックフィルターによる優れた選択度とICによるAGC特性により混信や電波の強弱に強い受信を実現しています。
また、IC化されたバランス型ミキサー回路の採用によってスプリアス特性を改善しています。

シグナル・チューニングの2メーター方式を採用しています。

出力端子には固定と可変の2系統が設けられています。

FMマルチパス端子や4ch out端子を搭載しています。

写真のウッドケースは別売りオプションとして販売されました。

機種の定格
型式 FM/AMチューナー
<FMチューナー部>
回路方式 デュアルゲートMOS FET使用 RF 1段
4連バリコン 4段差動IF増幅
広帯域直線検波器 PLL MPX
実用感度 1.7μv(IHF)
3.0μV(S/N 50dB、mono)
40μV(S/N 50dB、stereo)
S/N mono:73dB
stereo:68dB(13.6kHz、LPF使用)
高調波歪率
mono: 0.2%(100Hz)
0.15%(1kHz)
0.2%(10kHz)
stereo: 0.3%(100Hz)
0.25%(1kHz)
0.5%(10kHz)
キャプチャレシオ 1.0dB
実効選択度 80dB
周波数特性 20Hz〜15kHz +0.2 -2dB
セパレーション 50dB(1kHz)
38dB(50Hz〜10kHz)
イメージ妨害比 85dB
IF妨害比 90dB
スプリアス妨害比 100dB
AM抑圧比 52dB
キャリアリーク抑圧比 65dB
ミューティング動作レベル 24dB
アンテナ 300Ω平衡型、75Ω不平衡型
<AMチューナー部>
回路方式 同調形RF1段、3連バリコン
実用感度 18μV(IHF)
300μV/m(バーアンテナ)
選択度 36dB
S/N 50dB
イメージ妨害比 40dB
IF妨害比 55dB
<総合>
出力レベル/インピーダンス Fixed:0.65V/6kΩ以下
Variable:0.04V〜1.2V/1kΩ以下
4ch out:0.2V/1kΩ以下
使用半導体 トランジスタ:14個
FET:1個
IC:4個
ダイオード:21個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
ACアウトレット 電源スイッチ非連動:1系統
定格消費電力(電気用品取締法) 18W
外形寸法 本体:幅435×高さ144×奥行394mm
ウッドケース使用時:幅467×高さ179×奥行400mm
重量 7.5kg
別売 ウッドケース LA-200(\6,500)