Lo-D PS-38/PS-38K
¥39,800(1975年発売)
解説
ローディのモーター技術を駆使して開発されたダイレクトドライブプレイヤー。
駆動部にはダイレクトドライブ方式を採用した8極24スロット無整流子DCサーボモーターを採用しています。
また、僅かな回転偏差もコントロールして正確な回転数を保つDCサーボ機構を搭載しています。
速度切換えと回転数微調整には、電子コントロール方式を採用しています。また、±3%の回転数微調整は各回転数独立で、ターンテーブルの外周に設けたストロボスコープ及びネオンランプにより、行う事が可能です。
また、電源スイッチ及び回転数切換えはワンレバー方式となっています。
ハウリング対策として、ハウリングマージンの大きいキャビネットに新開発の大型インシュレーター、防振ゴムを採用したアーム取付部など、共振を抑えています。
トーンアームには、トレース能力に優れた低重心S字型の針圧直読式スタティックバランスタイプを採用しています。
また、アームの滑り込みに対しては、安定したトレースを可能にするダイヤル式アンチスケート機構を搭載しています。
低容量の出力コード、CD-4用カートリッジと同じカートリッジ本体を採用しており、針先の交換のみでCD-4演奏が可能です。
ネオンランプケースは指掛けが兼用になっているため、針先をレコード盤に持っていく時に小指をかけることで支えることが可能です。
オイルダンプ式アームリフターを採用しています。
ダストカバーには着脱可能なオートヒンジを採用しています。
初期はローズウッド調仕上げのPS-38のみでしたが、その後ブラック仕上げのPS-38Kも発売しました。
機種の定格
型式 | ダイレクトドライブプレイヤー |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | ダイレクトドライブ |
モーター | 無整流子DCサーボモーター |
ターンテーブル | 30.5cmφアルミダイカスト製、1.6kg |
回転数 | 33・1/3、45rpm(微調整可能) |
回転数切換方式 | 電子コントロール |
回転数微調整方式 | 33・1/3、45rpm各独立調整 |
回転数微調整範囲 | ±3% |
ワウ・フラッター | 0.04%WRMS |
SN比 | 60dB(50Hz、60Hz成分) |
<トーンアーム部> | |
形式 | スタティックバランス型S字パイプアーム ヘッドシェル交換方式(ヨーロッパスタンダードタイプ) |
アーム全長 | 301mm |
アーム有効長 | 220mm |
オーバーハング | 15mm |
トラッキングエラー | 2゜ |
針圧調整範囲 | 0~3g/1回転(0.2gステップで直読) |
適用カートリッジ重量範囲 | 4g~10g |
<カートリッジ部> | |
形式 | MM型カートリッジ(MT-23) |
周波数特性 | 15Hz~30kHz |
出力電圧 | 3mV(1kHz、50mm/sec) |
チャンネルバランス | 1dB |
クロストーク | 20dB |
針圧 | 2g |
針先 | 0.5milダイヤモンド針(DS-ST23) |
<総合> | |
付属機構 | ストロボ用ネオンランプ オイルダンプ式アームリフター アンチスケート機構 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 2.5W |
外形寸法 | 幅476x高さ159x奥行368mm |
重量 | 7.5kg |