Lo-D D-88
¥79,800(1981年発売)
解説
3ヘッド・デュアルキャプスタンやドルビーCを搭載したカセットデッキ。
録音・再生ヘッドには新形状のチタン溶射R&Pヘッドを搭載しています。
素材に新開発の高飽和磁束密度フェライト材を採用しており、良好な録音特性の得られるギャップ長6μの録音ヘッドと、ギャップ長1μの再生ヘッドを1.4mmの狭間隔でコンパクトなケースに収めています。また、テープ走行面は安定したヘッドタッチとテープ走行に不必要な凹凸を排除し、その上からチタンを溶射して鏡のように滑らかなテープ走行面を形成しています。
メカニズム部にはデュアルキャプスタン方式と2モーターメカを採用しています。
テープの巻取り側と繰り出し側それぞれにキャプスタンとピンチローラーを配すことでテープをしっかりとホールドするデュアルキャプスタン方式と、走行系を明確に役割分担した2モーターメカニズム、大型精密加工フライホイールにより、安定したテープ走行を実現しています。
ヘッドとアンプ初段のFETをダイレクトカップリングすることで、SN比と周波数特性を向上しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーBタイプとドルビーCタイプを搭載しています。
経過時間を分秒表示できるElapsed-Time機能を搭載しています。
コンピューターオートRec Mute機構を搭載しており、Rec Muteボタンを押すと4秒間の無心号録音部を作ったのち、自動的にポーズ状態になります。
その他に、コンピューター・メモリーリワインド機構、オートリワインド・プレイ/ストップ機構、ワンアクションタイマーON/OFFスイッチ、タイマーアラーム機構などを搭載しています。
4段テープセレクターを搭載しています。
バイアスアジャストボリュームを搭載しています。
大型VUメーターを搭載しています。
リモコン端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ | ||||
ヘッド | 録再:新形状チタン溶射R&Pコンビネーションヘッド 消去:フェライトガード付きダブルギャップ消去ヘッド |
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モーター | 電子制御DCモーターx1 DCモーターx1 |
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ワウ・フラッター | 0.035%(WRMS) ±0.08%(W・Peak) |
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周波数特性(EIAJ) | 20Hz~21kHz/30Hz~19kHz ±3dB(メタル) 20Hz~20kHz/30Hz~18kHz ±3dB(クロム) 20Hz~18kHz/30Hz~17kHz ±3dB(ノーマル、フェリクローム) |
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SN比(メタルテープ) |
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入力感度/インピーダンス | Line in:80mV/50kΩ以上 Mic:0.3mV/300Ω~5kΩ適合 |
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出力インピーダンス(負荷) | Line out:50kΩ以上 Headphone:8Ω~2kΩ |
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電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 25W | ||||
外形寸法 | 幅435x高さ110x奥行282mm | ||||
重量 | 5.4kg | ||||
付属 | USピンコードx2 ヘッドクリーニング棒 |