オーディオの足跡

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Model 109 The Maidstoneの画像
 解説 

最先端のオーディオ技術を集大成して開発されたフロア型スピーカーシステム。

メイドストーンでは、過去の膨大なデータ検証に基づくコンピューター音響解析技術によってそれぞれのドライバーの振動板位置が設計されており、さらに本体の傾斜角度を定めることで全てのユニットの時間軸位相を一致させています。

低域にはショートコイル・ロングマグネティック・ギャップタイプの38cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはドープト・ペーパーコーンを採用しており、独自のツインサスペンション方式によってボイスコイルの運動効率を高めることで入力ソースをより正確に音響エネルギーに変換しています。

中低域にはドープト・ペーパーコーンを用いた25cmコーン型ミッドバスユニットを搭載しています。

中高域と高域には第5世代の同軸2ウェイUNI-Qドライバーユニットを搭載しています。
このユニットは16cmドープト・ポリプロピレン・コーン型ユニットと2.5cmファブリック・ドーム型トゥイーターを一体にしたもので、2本のドライバーの奥行き方向における振動板位置を合わせることで時間軸位相を一致させています。

超高域にはセラミック系ピュア・コランダム・インバーテッド・ドームを用いた2.5cmドーム型スーパートゥイーターを搭載しています。
このユニットは真鍮無垢削り出しのキャビネットにマウントされており、不要振動から隔絶されています。

ネットワーク部にはメイドストーン専用に開発されたパーツを採用しており、位相歪の少ない空芯コイルや、高音質フィルムコンデンサーなど、オーディオ用として特に優れたものを採用しています。
また、配線用の基板には絶縁特性の高いガラスエポキシ回路基板を採用しています。

5つのスピーカーユニットは全て個別の外部端子を搭載しており、チャンネル・ディバイダー等を用いることで最大5台のアンプを用いたマルチアンプシステムにも対応しています。
また、内蔵クロスオーバーネットワークの回路構成もバイワイヤリングやバイアンプ接続に対応しています。

配線材には高純度ワイヤーを採用しています。また、スピーカーターミナルにも金メッキ端子を使用しており、低インピーダンス化を図っています。

メイドストーンのエンクロージャーは各ユニットごとに独立した設計となっており、ユニット間の干渉を排除するとともに各帯域に理想的な容量を与えています。また、素材には25mm厚のMDFを採用しています。
低域用エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、145リッターの大容量タイプとなっています。また、バスレフポート長は25Hzに設定するとともに、バッフル素材に50mm厚のMDFを採用することで不要な共振を排除しています。
外観は木目調デザインを採用しており、バッフル面にはローズウッドの木目を配し、左右一対としてデザインを管理しています。さらに、周囲のエッジから背面にかけては茶褐色のMDFで覆い、流線型のエルゴデザインに仕上げられています。

機種の定格
方式 5ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 低域用:38cmコーン型
中低域用:25cmコーン型
中高域用:16cmコーン型(同軸ユニット)
高域用:2.5cmドーム型(同軸ユニット)
超高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 23Hz~45kHz
感度 91dB(2.83V/1m)
最大音圧レベル 118dB
許容入力 400W
インピーダンス
クロスオーバースロープ LF-LMF:-12dB/oct(LF)、-24dB/oct(LMF)
LMF-UMF:-12dB/oct
UMF-HF:-24dB/oct
SHF:-18dB/oct
エンクロージャー 低域:内部容量145リッター、25mm/50mmMDFバッフル
中低域:内部容量19リッター、25mmMDF
中高域・高域:内部容量6.5リッター、25mmMDF
超高域:真鍮無垢削り出し
最大外形寸法 幅600x高さ1,335x奥行671mm
重量 89.0kg