KEF Model105.4
¥560,000(2台1組、1981年発売)
解説
Model105seriesIIの後継機として開発されたフロア型スピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーであるB200を2個搭載しています。
振動板には定評のあるベクストレン振動板を採用しています。
中域には11cmコーン型ミッドレンジであるB110を搭載しています。
高域には3.3cmソフトドーム型ツィーターであるT-33を搭載しています。
保護回路S-STOPを搭載しており、不用意な使用やアンプ側のトラブルへの対策が図られています。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
ユニットレイアウトにはリニアフェイズ構成を採用しており、優れた定位を獲得しています。また、Listening Windowと名付けられた技術を搭載しており、リスナーの位置での最適のステレオ臨場感を得るため、中高域ユニットの指向性をさらに改善して中高域のヘッドアセンブリを水平・垂直に微調整して最適聴取エリアが広く設定できるようにしています。
外観の仕上げはウォルナット仕上げが施されています。
Model105.4はKEFラボにおいてコンピュータ解析されたユニットを採用し、さらにコンピュータ管理された生産ラインにおいてステレオシステムで左右ペアマッチングして出荷しています。
さらにスタジオユースのリファレンスシステムたり得るよう一台一台の実測データで保証しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・密閉方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型(B200)x2 中域用:11cmコーン型(B110) 高域用:3.3cmドーム型(T-33) |
周波数特性 | 55Hz~20kHz ±2dB(軸上2m) 30Hz/30kHz -10dB |
指向特性 | 水平:20kHz ±5゜ 垂直:10kHz ±20゜ 偏差1dB以内 |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 86dB/W/m |
最大出力音圧レベル | 108dB |
歪率 | 二次高調波歪(軸上1m、90dB):1%以下(50Hz~20kHz) 三次高調波歪(軸上1m、90dB):1%以下(30Hz~20kHz) |
許容入力 | プログラム:200W 連続正弦波:20Vrms(20Hz~50Hz) 28Vrms以下(100Hz~500Hz) 20Vrms以下(1kHz~2.5kHz) 7Vrms以下(4kHz~20kHz) |
保護回路 | S-STOP回路、70Vピーク(DC~50kHz) |
ピークインジケーター | LED表示(200W入力時) |
内容積 | 低域:40リットル 中高域:8.5リットル |
外形寸法 | 幅380x高さ936x奥行350mm |
重量 | 22kg |