KEF C95
¥135,000(1台、1988年頃)
¥128,000(1台、1989年頃)
解説
Cシリーズのフラグシップモデルにあたるスピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには直径3.2cmのボイスコイルやダイキャストシャーシを採用しています。
中高域にはKEF独自の同軸型ユニットである20cmUNI-Qドライバーを搭載しています。
C95のUNI-Qドライバーは20cmコーン型ウーファー部と2.5cmドーム型トゥイーターで構成されており、単に同軸配置にするだけでなく、奥行方向での配置も揃えた構造となっています。さらに、ウーファーのコーンの外径がトゥイーターの指向係数、またはQを補正し、両ユニットがクロスオーバー域で同じ指向性を持つように設計されています。
このUNI-Qの構造を実現するため、トゥイーターの磁気回路にフェライトの10倍のエネルギーを持つネオジウム・アイアン・ボロンマグネットを採用しており、トゥイーター磁気回路を小型化しています。そして、ウーファーユニットのボイスコイル内にトゥイーターを収めています。
ウーファー部には直径3.8cmのボイスコイルとダイキャストシャーシを採用し、トゥイーター部にはポリマードームを採用しています。
エンクロージャーにはKEFリファレンスシリーズに採用されているC.C方式(カップルド・キャビティ低域再生方式)を採用しており、密閉方式の過渡特性の良さとバスレフ方式の高効率を両立させています。
バイアンプ接続やバイワイヤリング接続が可能です。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・2スピーカー・CC方式・トールボーイ型 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 中域・高域用:20cm同軸型(20cmコーン+2.5cmドーム) |
周波数特性 | 50Hz~20kHz ±3dB |
インピーダンス | 4Ω |
出力音圧レベル | 90dB/2.83V/1m |
最大出力レベル | 112dB |
クロスオーバー周波数 | 100Hz、2.5kHz |
内容積 | ウーファー部:33.3litres スコーカー部:10.9litres |
外形寸法 | 幅246x高さ870x奥行316mm |
重量 | 18.9kg |