オーディオの足跡

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CONCERT VIIの画像
 解説 

JAMO独自の技術を投入して開発されたコンサートシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。

コンサートシリーズは150Hzから4kHzまでをWARMレンジを再生する帯域として重視して設計されています。

低域にはプッシュプル・カップルド・2ウーファー・ユニット方式を採用しており、20.5cmコーン型ウーファーを2個をエンクロージャー内部に搭載しています。
この方式では2つのウーファーユニットを向かい合わせに取付け、各位相を反転させて片方のユニットがPUSH時にもう片方のユニットがPULLになるように接続しています。これによりコーン運動による共振を減少させ、歪の無い高音圧レベルと透明感のある音を得ています。

中域にはWARMレンジを重視して開発された16.7cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
このユニットには強靭・軽量なポリプロピレンコーンや小口径のボイスコイルを採用しており、帯域中のディストーションを低減しています。

高域にはJAMOが開発した超合金製の2.5cmハードドーム型トゥイーターを搭載しています。

ネットワーク部にはバンド・パス・システムを採用しています。
この方式では、ウーファーの高域カットを150Hzに設定しており、それ以上の周波数帯域の音の信号をパスさせることで、ウーファーの150Hz以上の帯域のコーン運動を制御しています。これによりボリュームを上げても歪や共振が発生しにくくなっています。
また、ネットワーク内部には高品質のオーディオケーブルを採用しています。

エンクロージャーには一体成型のフロントボードであるNCCフロントボードが使用されています。
このNCCフロントボードの全面は特殊プラスチック板で覆われており、プラスチック板の内部には特許のNCC材質(共振を防ぐ特殊加工の防振材)が入っています。このNCC材質がスピーカーのコーン運動で発生する共振をシャットアウトし、箱鳴きを抑えています。

フロントグリルは薄いメタルプレートで作られており、NCCフロントボード内部に埋め込まれたマグネットで装着します。

背面のスピーカーターミナルには、バイワイヤリングに対応し24金メッキ処理が施されたバナナプラグ対応ターミナルを採用しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型
ユニット等 低域用:20.5cmコーン型x2
中域用:16.7cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 24Hz~22kHz
インピーダンス
定格入力 200W
300W(ミュージック)
IEC入力 80W
クロスオーバー周波数 150Hz、4kHz
内容積 82リットル
外形寸法 幅285x高さ925x奥行315mm
重量 28.0kg