INFINITY Reference Standard 2.5
¥350,000(1台、1981年頃)
解説
Reference Standard 4.5に準ずる構成を採用したフロア型スピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには、低音共振周波数(fo)の問題を解消するため、独自のデュアルボイスコイル方式を採用しています。これは、インピーダンスの異なる2つのボイスコイルを用いた構造となっており、原理としては第1番目のボイスコイルがfoに近づいた時、第2番目のボイスコイルが除々に引継ぐことで周波数特性をフラットにしています。
また、振動板にはポリプロピレンを採用しており、紙コーンに比べてコーンの波打ち現象やたわみを低減し、音の濁りを低減しています。
中域にはEMIM(エレクトロマグネチック・インダクションミッドレンジ)を2個搭載しています。
このユニットは、強力な磁性材料であるサマリウムコバルトで超軽量のプラスチックダイヤフラムをサンドイッチした双指向性となっています。
高域にはEMIT(エレクトロマグネチック・インダクショントゥイーター)を前面に1個、後面に1個搭載しています。
EMIMと同様に、サマリウムコバルトで超薄型・超軽量のプラスチックダイヤフラムをサンドイッチした全面駆動型となっており、32kHzまでの超高域再生を実現しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・5スピーカー・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型 中域用:平面型(EMIM)x2 高域用:平面型(EMIT)x2 |
周波数特性 | 30Hz~32kHz |
水平指向特性 | 左右60゜ |
インピーダンス | 4Ω |
クロスオーバー周波数 | 300Hz、5kHz |
外形寸法 | 幅460x高さ1290x奥行280mm |
重量 | 53kg |