オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

HLCompact 7ES-3
 解説 

HLCompact 7ES-2の完成度をさらに高めるため、フラッシュアップして誕生したスピーカーシステム。

低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには、L-Compact7ES-2に採用されたRADIALの改良版にあたるRADIAL2という技術を投入しています。
RADIALでは、専用の成型機材を導入した上で、軽量ながら堅牢なポリプロピレンをベースに、周波数帯域それぞれに最適な特性を持つ数種のポリマーを中心から周辺にかけてブレンドを変えていくことにより、それぞれの帯域でコーン表面に発生する諸問題を低減していました。
RADIAL2では、その性能を最大限に引出すべく、柔らかく収縮性に富んだエッジを採用しており、ピストンモーションが大きくなっても音が歪みを招く事なく、よりフラットで自然な性能を得ています。特に、大きなパワーの入力時のリニアリティが改善されています。また、これによりエッジからボイスコイルへ戻る反射が低減され、ユニットの高帯域の再現性がスムーズになり、さらに綿密な中域再生を可能にしています。

高域には2.5cm口径のアルミニウム・ハードドーム型トゥイーターを搭載しています。
磁性オイルの塗布によって高温時にも安定した再生能力を保持できるフェロフルード・クーリング処理を施し、エッジには合成樹脂を使用することで、より正確な再現性を得ています。
さらに、新設計のOpen Weaveグリルを装着することで、高域のエネルギー感や広がり感を向上しています。

ネットワーク部は、部品の一つ一つから新たに見直され、新規に導入されたコンピューター設計システムによるリデザインが施されています。さらに、最終的な音決めは設計者アラン・ショーの耳によって行われるリスニングテストで決定され、データだけでなく聴感も重視した設計となっています。

エンクロージャーには、ハーベス独自の設計技術であるSuperTunedStructureを採用しています。これは、エンクロージャーにおける音のふるまいをコンピューター解析に基いて徹底的に研究し、薄い木材を使用したエンクロージャーの応答性を最適にチューニングする技術で、音質改善を図っています。
さらに、木材の内部強化用ブレーシングを排し、瀝青(ビチューメン・システム)でダンプニングすることで、トランジット特性のさらなる向上を図っています。
また、バスレフポートを長めに設定することでポートの共振周波数を下げ、低域のレスポンスを向上するとともに、中音域の力感を向上させるなどのチューニングが行われています。さらに、バッフル端での音波回折を抑えるラウンド・バッフルや、ジャージ素材のグリルをフロント・バッフルに埋め込むことで音波伝播の最適化を図るSuperGrilleの手法も採用されています。

入力端子は、バイワイヤリング接続仕様ではなく、金メッキ・バナナプラグ対応シングル接続仕様となっています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:20cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 43Hz〜20kHz ±3dB
クロスオーバー周波数 3.3kHz(18dB/oct)
出力音圧レベル 86dB/W/m
インピーダンス
最大入力 150W(プログラム)
推奨アンプ入力 25W〜150W
外形寸法 幅271×高さ520×奥行315mm
重量 12.5kg
別売:専用スピーカースタンド HSS-7C(1台、税込\35,700)
外形寸法 幅271×高さ430×奥行315mm