GRYPHON Phonostage
¥430,000(1988年11月発売)
解説
独立電源部も含めたデュアルモノラル構成のフォノイコライザーアンプ。
パッシブRIAAネットワークを内蔵することによっていくつかのゲイン段やセレクター類を排除しており、さらなるシンプル化を実現しています。
ボリュームコントロール部には、パッシブ抵抗ネットワークによって構成されるカスタムメイドの24ポジション高精度ロータリースイッチを採用しています。これによりポテンションメーターにありがちなトラッキングやノイズの問題を一掃しています。
また、ボリュームコントロール部全体をバイパスすることも可能なため、既存のプリアンプとの併用や、CDプレイヤーを接続して信号の直結性を重視したノーゲイン・プリアンプとして使用し、CDプレイヤー側のボリュームコントロールを使うといった応用も可能です。
完全ディスクリート・コンストラクションを採用しています。
厳選した最高級部品のみを使用しており、ていこうには1%メタルフィルム抵抗を使用しています。
信号経路からキャパシターを排除しています。
負帰還ゼロとなっています。
プリント基板には、軍事・医療機器のサプライヤーによってアッセンブルされた最高級品を採用しています。
コネクター、スイッチ類は全て両面・シールドプリント基板にマウントしており、内部配線がありません。
また、内部接点は、いずれもスイス製の特許セルフクリーニング式ヘビーデューティ金メッキピン/ソケットを採用しています。
端子にはWBT製のものを採用しています。
機種の定格
型式 | フォノイコイライザーアンプ |
入力インピーダンス | Phono:47kΩ Line:15kΩ |
出力レベル/インピーダンス | 12.5V(最大)/50Ω |
最大許容入力 | 100mV |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 本体:幅180x高さ85x奥行245mm 電源:幅80x高さ55x奥行184mm |
重量 | 本体:3.4kg 電源:1.4kgx2 |