STELLAVOX STELLADAT(試作品)
未発売製品(1990年頃発表)
ベーシック仕様:7,000USD(当時の予価)
フルオプション仕様:18,000USD(当時の予価)
解説
ステラヴォックスのプロフェッショナル用DATレコーダー。
STELLADATは最終的に完成していたようです。しかし、倒産の危機を乗り切るためにスイスのプロ用危機メーカーであるSONOSAX社に売却されたためStellavoxブランドでのSTELLADATは発売されませんでした。
その後、SONOSAX社から発売されました。製品化されたものと試作品の写真を比較すると細部の仕様やデザインが若干異なっているのがわかります。
本体はアルミやジュラルミンを用いたフルメタル構造となっており、屋外での使用にも耐える頑丈な設計となっています。
また、過酷な条件下での使用にも耐えるため完全防水・防塵好オズとなっています。
電源部はAC/DC/バッテリーの3電源に対応しています。
バッテリーパック使用時は約10時間の連続使用が可能となっており、動作中にバッテリー交換も可能となっています。
4チャンネル分のミキサーを内蔵でき、マイク2チャンネルとライン2チャンネル、マイク4チャンネルなどをオプションで選択できます。
2マイクロフォンにはファントム、ローカット、モノ/ステレオ、感度、パンポットの各種調整を個別に使用できます。
計測入力に調心アッテネーターを採用しています。
既存のデジタル入出力を全て搭載しています。
赤外線バスとシリアルバスによるフルリモートコントロールが可能です。
新NHK規格タイムコードを完全装備しています。
ソフトウェア制御インターフェイスを採用しており、シンプルな電子編集が可能です。
A/D、D/Aコンバーターにはアポジーフィルターを採用しています。
自動リモートメンテナンス機能を搭載しています。
この機能はコンピューターと専用ソフトウェアを用いて本体内部の故障箇所を自動検診できるもので、内部モジュールのどこに異常があるのかがコンピューター上に表示されます。
これによりドライバーと交換用モジュール/基板さえあればその場で修理が可能となっています。
機種の定格
型式 | DATレコーダー |
デジタル入出力 | SPDIF、AES-EBU等 |
電源 | AC、DC、バッテリー |
バッテリー持続時間 | 約10時間 |
重量 | 約3.5kg |