オーディオの足跡

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FE103の画像
 解説 

フォステクスの伝統を活かしたFEシリーズの10cmコーン型フルレンジユニット。
非常に長い期間販売されました。

ロールエッジや、耐熱性で効率の良いボイスコイルを採用しており、フルパワーでも低歪を実現しています。

70年代頃までは16Ωと8Ωの2種類のバリエーションがありましたが、その後8Ωだけ生産が継続されました。

発売当時からFE-103の磁気回路強化型としてFE-103∑もラインナップされていました。

※FE-103は販売期間中に仕様変更が何度か行われているようです。
最初期~70年代前半のFE-103はマグネット背面からボルトが露出した設計となっています。その後マグネット部とラベルが変更され、その後はFostexラベルへと変更されていっています。
最初期のカタログでは推奨エンクロージャーの設計が異なりました。

機種の定格
方式 コーン型フルレンジスピーカー
口径 10cm
インピーダンス
16Ω(1976年頃)
最低共振周波数 80Hz
再生周波数帯域 fo~18kHz
出力音圧レベル 96dB/W/50cm(1968年頃)
88dB/W/m(1972年頃)
89dB/W/m(1976年頃)
入力 15W(Mus.)
10W(最大、1968年カタログ記載)
Mo 1.85g(1968年頃)
2.7g
Qo 0.3(1968年頃)
0.35
実効振動半径(a) 4.0cm
マグネット重量 193g
磁束密度 10,000gauss(1968年頃)
11,000gauss
総磁束 29,000maxwell(1968年頃)
標準エンクロージャー方式 バスレフ型(6リットル)
8.5リットル(1976年頃)
総重量 630g