Electro-Voice Interface:BIII
¥150,000(1台、1979年頃)
解説
上級機と同じトゥイーターを搭載したインターフェイスシリーズのフロア型スピーカーシステム。
中低域には20cmコーン型ウーファーを搭載し、さらに低域用に30cmコーン型ラジエーターを搭載しています。
このラジエーターは、一般的なパッシブ・ラジエーター方式と同様に20cmウーファーによってドライブされています。Interface:BIIIでは単に低域を補助するのではんく最低音域の殆ど全てをラジエーターに受け持たせ、専用SEQイコライザによる6dBブーストと組合わせることで優れた低音再生を実現しています。
高域には音響レンズを装備した3.8cmスーパードーム・トゥイーターを搭載しています。
このユニットは、大型マグネットを用い、さらにボイスコイル・ギャップに磁性流体を封入した高効率磁気回路によって従来のドーム型の2~4倍に達する能率を得ています。また、ドームの材質はフェノールとレジンの2層成型となっています。
ドームの前面にはアコースティックフォームの音響レンズを搭載しており、超高域の指向特性を大幅に改善しています。
エンクロージャーは密閉構造となっています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式 ・フロア型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型ラジエーター 中域用:20cmコーン型 高域用:3.8cmドーム型 |
周波数特性 | 26Hz~20kHz 30Hz~18kHz ±4dB |
出力音圧レベル | 92dB/W/m |
インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 25W(長時間平均) 250W(ピーク) |
クロスオーバー周波数 | 42Hz(アコースティック)、1.5kHz |
外形寸法 | 幅406x高さ743x奥行279mm |
重量 | 19.1kg |
付属 | SEQイコライザ |