オーディオの足跡

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A-25XSの画像
 解説 

ダンプドバスレフ方式を採用した2ウェイスピーカーシステム。

低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットは比較的振幅が小さく、かつ振動系を極めて軽量にした設計がされています。また、積層コーン紙やポリウレタンゴム型エッジ、直列4層巻ボイスコイル等の採用により、有害な分割振動を大幅に抑えています。

高域には2.7cmのソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。

エンクロージャーは完全密閉型とバスレフ型の両方の長所を持つダンプド・バスレフ型を採用しています。
従来の密閉方式ではエンクロージャー内の空気弾性によって過制動の状態となるため、低域は出るが立上りは悪い、また明快な再現力のない低音になるという欠点が指摘されていました。また、バスレフ方式などでは開口部の共振やレゾナンスがいわゆるバスレフ音といわれる癖となって現れやすいという問題点がありました。
A-25XSに採用されているダンプドバスレフ方式ではバッフル開口部に特殊グラスファイバーを充填することで優れた音響効果を得ています。また、エンクロージャー内壁はグラスファイバーとロックウールの吸音係数の異なる吸音材を二重に貼ることで内部反射を低減しています。

レベルコントロールを搭載しており、5段階の切換えスイッチにより微調整が可能です。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・ブックシェルフ型
・ダンプドバスレフ方式
使用ユニット 低域用:25cmコーン型
高域用:2.7cmドーム型
周波数特性 30Hz~20kHz
最大入力 60W
入力インピーダンス
出力音圧レベル 95dB(1973年カタログ記載)
88dB(1975年カタログ記載)
クロスオーバー周波数 1.5kHz
レベルコントロール 高域用:5段階、スイッチ式
エンクロージャー 硬質ホモゲン、ウォルナット仕上げ
外形寸法 幅270x高さ500x奥行250mm
※1973年カタログでは幅290mmと記載
重量 9kg