DIATONE 4S-4002P Monitor-1
¥1,000,000(1台、1979年頃)
解説
ダイレクト・カッティング方式のレコードやPCMデッキなどのプログラムソースの性能向上に合わせて1977年(昭和52年)開発された大形モニタースピーカーシステム。
低域には40cmコーン型ウーファーを搭載し、中域には18cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
これらのユニットの振動板には軽くて曲げ強度の大きいハニカムコンストラクション(HC)コーンを採用しており、振動系の歪を低減しています。また、磁気回路に特殊磁性合金を採用することで電流ひずみを低減しており、従来にない低歪化を実現しています。
低域用に40cmコーン型パッシブラジエーターを搭載しており、低音再生能力を高めています。
高域には5cmコーン型ツィーターを搭載し、超高域には2.3cmドーム型ツィーターを搭載しています。
各ユニットのボイスコイルには新開発の耐熱性接着剤を使用しています。
ネットワーク部は、マルチウェイスピーカーシステムで重要な各スピーカー間の位相に注目し、位相推移回路を採用しています。これによりユニット間の音のつながりを改善しています。
また、保護回路を採用することで高い信頼性を確保しています。
エンクロージャーにはV型の補強材を採用しており、振動を低減することで箱鳴り現象を抑えています。
低音用と中音用ユニットに、ハニカム・コーンを採用。超低音を大容量で低歪再生できます。
機種の定格
方式 | 4ウェイ・4スピーカー・パッシブラジエータ方式・フロア型 |
ユニット等構成 | 低域用:40cmコーン型 中域用:18cmコーン型 高域用:5cmコーン型 超高域用:2.3cmドーム型 パッシブラジエーター:40cmコーン型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~35kHz |
入力インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 300W |
クロスオーバー周波数 | 400Hz、2kHz、7kHz |
出力音圧レベル | 93dB/W/m |
高調波歪率 | 0.3%以下 |
内容積 | 303リットル |
外形寸法 | 幅662x高さ1,336x奥行578mm(把手は含まず) |
重量 | 135kg |