DIATONE M-T05
¥68,000(1978年頃)
解説
M-T01型の開発思想を継承して開発されたカセットデッキ。
2モーター方式を採用することでメカニズムの信頼性を高めています。
キャプスタンだけを駆動する専用モーターとしてFGサーボDCモーターを、早送り・巻戻し用には正逆転可能な専用のDCモーターを採用しています。
キャプスタンとキャプスタン軸受けには、焼結後に特殊な超精密仕上げを施したオイルレスメタルを採用しています。これにより、目つぶれを起こす事無く内径面の粗さ、真円度ともに、ミクロンオーダーの鏡面仕上げにすることが可能となっています。
メカニズムの動作を電子的にコントロールしており、どの動作もオードからでも停止ボタンを飛ばして一気に次の動作に移ることができます。
ASPSを搭載しており、録音中に約3秒間の無録音部を自動的に作る事ができます。
バイアスとイコライザーが独立して3段切換えできます。
ドルビー回路を搭載しています。
フルオートストップを採用sいており、録音・再生・巻戻しのいずれの動作モードでもテープを巻き終ると、メカニズムが自動的に停止状態となります。
別売りのオーディオタイマーを併用することで、留守録音や目覚まし再生が可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック2チャンネル方式 |
ヘッド | 録音・再生用:ハードパーマロイ 消去用:フェライトヘッド |
モーター | 定速用:DCサーボモーター 早送り・巻戻し用:DCモーター |
テープ速度 | 4.75cm/s |
早送り・巻戻し時間 | C-60テープで約80秒 |
ワウ・フラッター | 0.05%(WRMS) |
周波数特性 | ノーマル:30Hz~14kHz スペシャル、Fe-Cr:30Hz~16kHz |
S/N | Dolby out:56dB Dolby in:64dB |
クロストーク | チャンネル間:35dB トラック間:65dB |
イコライザー時定数 | ノーマル:3180/120μs スペシャル、Fe-Cr:3180/70μs |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.3mV/1.8kΩ Line:100mV/90kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:420mV/22kΩ Headphone:80mV/8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 20W |
外形寸法 | 幅270x高さ140x奥行246mm |
重量 | 6.3kg |
付属 | 入出力コード:2本 |