DIATONE DT-4108
¥59,800(1976年発売)
解説
傾斜面に操作系を装備したインクライン型のカセットデッキ。
上面操作と前面操作の良さを採り入れたインクライン型とすることで、性能、操作性、耐久性のバランスを考慮しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビー回路を搭載しています。
キュー・レビュー機構を搭載しており、再生状態のままでテープの早送りや巻戻しが行えます。
フルオートストップ機構を搭載しており、録音・再生・早送り・巻戻しのいずれの場合でもテープが終わると操作ボタンが解除されます。
メモリープレイ機構を搭載しており、自動頭出しが可能です。
メモリースイッチをONにし、テープカウンターを000にセットします。録音が終わってからPlayとREWを押せば999まで巻き戻されたところでREWだけ解除され、反転して自動的に際し絵されます。
同じところを繰返し聴くことも可能です。
メカニズム部には発電機を内蔵したDCサーボモーターと直径94mmの大型フライホイールを採用sいており、安定したメカニズム機構によってワウフラッター特性を向上させています。
ピークインジケーターを搭載しており、音が歪はじめるレベル+5VUになるとインジケーターが点灯して知らせます。
バイアスとイコライザーの切換を独立させたテープセレクターを採用しています。
タイマーメカニズムを搭載しており、別売りタイマーを接続して留守録音が可能です。
ヘッド部にはフェライトヘッドを採用しています。
メカニカルポーズ機構を搭載しています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック2チャンネル |
モーター | DCサーボモーター(タコジェネレータ方式) |
ヘッド | 録音・再生用:フェライトヘッド 消去用:フェライトヘッド |
テープ速度 | 4.8cm/s |
早送り・巻戻し時間 | C-60テープで約90秒 |
ワウ・フラッター | 0.07%(WRMS) |
周波数特性 | 30Hz~13kHz(ノーマルテープ) 30Hz~16kHz(クロームテープ) |
SN比 | Dolby out:50dB以上 Dolby in:58dB以上 |
イコライザーカーブ時定数 | 3,180μs/120μs(ノーマルテープ) 3,180μs/70μs(クロームテープ) |
入力感度/インピーダンス(0dB=1V) | Mic:-73dB/1.8kΩ Line:-29dB/250kΩ Din:-35dB/33kΩ |
出力レベル/インピーダンス(0dB=1V) | Line:-10dB/22kΩ Din:-10dB/22kΩ Headphone:-25dBV/8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 8W |
外形寸法 | 幅400x高さ103x奥行268mm |
重量 | 4.2kg |