DIATONE DT-1100
¥39,800(1970年頃)
解説
信頼性や安定性を追及した4トラックステレオテープデッキ。
ベルトドライブ方式を採用する事でワウ・フラッター性能を向上させるとともに、ベルト切換えによる2スピード方式をとっています。この切換えはスピードと同時にアンプのイコライザー特性の切換えも行うように設計されています。
モーターにはヒステリシス・シンクロナス・モーターを使用しており、滑らかな回転動作とともに、電源の電圧が変動することでテープスピードが変化するのを防いでいます。
イコライザーアンプ、出力アンプ部は、それぞれ直結方式のアンプに多量のフィードバックをかけ、歪の低減を計ると共に、入力側にはローノイズトランジスタを採用し、SNを改善しています。
ヘッドには特別に設計された2ミクロンギャップ0.1ミリパーマロイ・ラミネート・ヘッドを採用しています。
テープが巻き終わると、テープが無くなった事を検知して自動的にモーターの電源を切るオート・ストッパーがついており、テープが痛むのを防いでいます。。
機種の定格
型式 | 4トラック2チャンネルテープデッキ |
最大使用リール | 7号 |
テープスピード | 9.5cm/s、19cm/s |
トラック型式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
録音方式 | ACバイアス、80kHz |
消去方式 | AC消去 |
入力感度 | Mic:0.3mV Input:0.1V Din:30mV |
出力レベル | Output:0.8V Din:0.8V |
周波数特性 | 19cm/s:20Hz~20kHz Playback:50Hz~15kHz ±2dB 9.5cm/s:20Hz~14kHz |
ワウ・フラッター | 19cm/s:0.12%Wrms以下 9.5cm/s:0.17%Wrms以下 |
SN比 | 58dB以上(JIS) |
クロストーク | 60dB以上 |
使用半導体 | トランジスタ:18個 ダイオード:8個 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 50W |
外形寸法 | 幅400x高さ340x奥行190mm |
重量 | 10kg |