DIATONE DS-66EXV
¥55,000(1台、1987年6月発売)
解説
AV用に新たに3ポジションの設定ができるAVイコライザーと、防磁用マグネットを搭載したダブルマグネット構成。
カーボン・グラファイト・ハニカム・コーンをウーファーに搭載し、スコーカーにはカーボンクロスとダイヤフラムにS.R.チタンを使用。ツィーターはD.U.D.構造によるS.R.チタン振動板を使用し、チタン振動板に比べて、比弾性率が40%も向上している。
DS-66EXをベースに防磁設計などを追加したスピーカーシステム。
各ユニットの磁気回路には、防磁用マグネットを搭載したダブルマグネット構造を採用しています。
これによりブラウン管に悪影響を及ぼす漏洩磁束を防止するだけでなく、磁束密度が濃くなることで磁気回路のエネルギーの増大も実現しています。
DS-66EXVでは新たにAVイコライザーを搭載しています。
AVセレクターでは3ポジションの切換えが可能となっており、ハイクオリティ再生や映画再生など、ソースに合わせた音質を選択しています。
低域には27cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはC.G.(カーボン・グラファイト)ハニカム・コーンを搭載しており、ハニカムコンストラクション・コーンのスキン材にC.G.コンポジットを採用することで、より明快な低域再生を実現しています。
中域には10cmコーン型スコーカーを搭載しています。
振動板に高い剛性と比弾性率を持つカーボンクロスを採用するとともに、センターダイアフラムにはS.R.チタンを採用することで広帯域化を実現しています。
高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
振動板にはチタン振動板に比べて比弾性率を40%も向上したS.R.チタンを採用しています。また、ダイアフラムとボイスコイルボビンを一体化したD.U.D.構造によってハイスピード再生、広帯域、パワーリニアリティの拡大を実現しています。
さらに、ユニットのマウント構造にはD.M.構造を採用し、磁気回路のプレート部をマウントプレート化してエンクロージャーに磁気回路を直接取付けることで高剛性化を図っています。
フロントバッフルの上下左右をラウンド形状にした4サイドラウンドバッフルによって音波の回折現象を抑えています。
別売でスピーカースタンドがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:27cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
公称インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 38Hz~30kHz |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 700Hz、5kHz |
最大入力 | 230W(EIAJ) |
外形寸法 | 幅330x高さ590x奥行324mm |
重量 | 19kg |
別売:スピーカースタンド DK-3(2台1組、¥25,000) | |
外形寸法 | 幅330x高さ700.5x奥行450mm スピーカー設置面奥行:320mm |
高さ調整範囲 | 143~383mm、20mmピッチ |