DIATONE DS-600Z
¥48,000(1台、1993年頃)
解説
リアルダイナミズム設計思想を導入したブックシェルフ型スピーカーシステム。
リアルダイナミズム設計思想では、振動板を軽量化することで優れた反応を実現するとともに、HDサスペンションを採用することで制振・不要共振の抑制を図っています。また、最適設計をシミュレーションしたフロントバスレフポートを採用することでレスポンスの改善と効率的な低音再生を可能にしています。
低域には27cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットの振動板にはニューアラミッドハイブリッドコーンを採用しています。軽量かつ高剛性と適度な内部損失を兼ね備えた有機繊維アラミッドと無機繊維アモルファスシリカをイントラプライ構造としたアラミッドハイブリッドFRP振動板となっています。
また、エッジ部には固有の高次共振を抑制するHDサスペンションを採用しており、行為品位な低音再生を可能にしています。
中域にはウーファー同様にニューアラミッドハイブリッドコーンを用いた10cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはHD(ハイ・ダンピング)アロイDUD振動板を採用しており、ボイスコイルボビンとダイアフラムを一体化したDUD構造によってハイスピード再生を可能にしています。また、振動板には従来のアルミやチタンと比べて桁違いの振動減衰特性を誇り、金属ゆえの高比弾性率とチタンの60%という軽量化を実現した新素材を採用しています。
さらにDM方式を採用しており、磁気回路を直接エンクロージャーにマウントする高剛性フレーム構造を採用しています。
防磁設計が施されています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
別売りで専用のスピーカースタンドがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁タイプ(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:27cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
定格インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 37Hz~32kHz |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 600Hz、4kHz |
最大入力 | 150W(EIAJ) |
外形寸法 | 幅322x高さ575x奥行285mm ネット付奥行:315mm |
重量 | 16kg |
付属 | OFCスピーカーケーブル(4m) |
別売:スピーカースタンド DK-600Z(2台1組、¥28,000) | |
外形寸法 | 幅322x高さ296x奥行300mm |
重量 | 6kg |