DIATONE DS-50C/DS-50CS
DS-50C:¥88,000(1台、1975年発売)
DS-50CS:¥90,000(1台、1976年発売)
解説
再生音楽におけるリアリズムを追及して開発されたフロア型スピーカーシステム。
DS-50C/DS-50CSでは最大出力音圧レベルを大き設計すると共に、入力対出力音圧特性の直線性の改善も図っています。これにより高能率と大きい許容入力を得てダイナミックレンジの広い再生を実現しています。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
コーン紙には効果的なコルゲーションを設け、エッジにはコーティングしたクロスエッジを使用してます。また、スパイダーは直線性を改善し、歪を低減させるとともにトランジェントも改善しています。
さらに磁気回路にはアルニコ系鋳造マグネットを採用しています。
中域には12cmコーン型スコーカーを搭載しています。
このユニットにはロール状の形をした穴あきスパイダーを開発・採用しており、直線性を改善することで歯切れの良い鮮明な音質を実現しています。また、エッジにはクロスエッジにコーティングを施したものをしようしており、優れた特性のサスペンションを実現しています。
高域には2.3cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
パルシブな信号に対して応答性が良く、ダイナミックな音を再生するため、ディフューザー無しで設計されています。さらに、高圧プレスをかけた紙パルプのダイアフラムやローリング現象に強いエッジ部なども採用しており、ハイエンドまでスムーズな高音を実現しています。
エンクロージャーには音響理論に基づいたバスレフ方式を採用しています。
DS-50Cは白いエンクロージャー、DS-50CSはインディアンローズウッド仕上げとなっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型 中域用:12cmコーン型 高域用:2.3cmドーム型 |
公称インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 25Hz~20kHz |
クロスオーバー周波数 | 600Hz、5kHz |
出力音圧レベル | 92dB/W |
最大出力音圧レベル | 111dB/W |
最大入力 | 80W |
レベルコントロール | 中域:3ポジション(600Hz~5kHz) 高域:3ポジション(5kHz~20kHz) |
外形寸法 | 幅425x高さ890x奥行390mm |
重量 | 35kg |