オーディオの足跡

PR:DIATONEの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

DS-40Cの画像
 解説 

低歪と解像度の向上を図ったフロア型スピーカーシステム。

低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
コーン紙はコルゲーション入りのゆるいカーブドコーンを採用しています。また、ボイスコイルに特殊合成ゴム製のダンプリングを装着した一種のメカニカルフィルターによって高域特性を改善し、中音域の抜けを防いでいます。
ダンパーには直線性が良く通気性の優れた新材料を採用しています。また、エッジにはクロスエッジを採用しており、熱硬化性樹脂と粘弾性樹脂を混合し数回にわけてコーティングし、さらにその上から特殊なダンピング処理が施されています。
磁気回路には低歪磁気回路を採用しており、磁気回路から発生する駆動系の非直線歪を改善することで解像度を向上させています。
フレーム部には頑丈なダイカストフレームを採用しており、8本のボルトでバッフル板にしっかり固定しています。

高域には5cmセミドーム型トゥイーターを搭載しています。
最高音域まで優れた指向特性を得るため、コーン紙の有効振動半径を出来る限り小さく設計し、さらにピストン振動域もできるだけ伸ばすことで歪を抑え、トランジェントを改善しています。また、許容入力を大きくするためボイスコイル径は大きく設計されています。
センタードーム部は円錐形にすることで特性改善を図っており、ダイアフラムの固有振動も抑えています。また、チャンバーの形状を楕円形にすることでチャンバー内の残響をコントロールし、トランジェントの悪化を防いでいます。
フレームには精密な工作精度によるダイカストフレームを採用しており、有害な固有振動を除去しています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。バスレフダクトには角型の木製ダクトを採用しており、バッフル板に頑丈に組み立てることでダクトの共振による音の濁りを抑えています。
また、エンクロージャー内部の補強構造には分散共振型を採用しています。特に空気漏れに注意を払った気密構造となっており、内部の吸音材の配置にも配慮がされています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 低域用:30cmコーン型
高域用:5cmセミドーム型
定格インピーダンス
再生周波数帯域 30Hz~20kHz
出力音圧レベル 92dB/W/m
クロスオーバー周波数 1.5kHz
レベルコントロール 高域:3ポジション(1.5kHz~20kHz)
最大入力 80W(EIAJ)
外形寸法 幅395x高さ840x奥行405mm
重量 32kg