DIATONE M-A05
¥38,000(1978年頃)
解説
M-A01の技術を継承したステレオパワーアンプ。
回路構成は、差動増幅2段、カレントミラードライブ、全段直結ピュアコンプリメンタリーOCL回路を採用しています。また、終段には、ペア特性の良く揃った信頼性の高いNPN/PNPシリコントランジスタを使用しています。
さらに、初段差動にはペア特性の優れたツイントランジスタを使用し、プリドライバー段はカレントミラー回路をアッセンブリーした差動増幅構成とする事で、回路の直流安定度の向上と高利得を実現しています。
チャンネル当り5個のLEDによるピークレベルインジケーターを搭載しています。
インジケーター回路は、インプット信号を対数圧縮し、さらに検波、検波信号は約0.1秒間ピークホールドされます。そして、コンパレーターによりレベル検出され、それぞれのレベルに対応してLEDが点灯します。
また、x0.01のレンジ切換スイッチを設けてあり、小音量時にも正確なレベルを読み取る事ができます。
電子回路とリレーを組合わせた保護回路を内蔵しています。
パワーアンプ出力端子に、一定レベル以上の直流電位が生じると、この保護回路が動作します。これにより、アンプの出力とスピーカーとが切離され、スピーカーを破損から保護します。
また、電源ON-OFF時に発生する不快なクリックノイズを防止するミューティング回路としても動作するように設計されています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
定格出力 | 50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD0.05%) |
高調波歪率 | 0.006%(8Ω、1W出力、20Hz~20kHz) |
混変調歪率 (70Hz:7kHz=4:1) |
0.01%(8Ω、定格出力) 0.005%(8Ω、1W出力) |
出力帯域幅 | 15Hz~100kHz(THD 0.1%) |
周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -1dB |
入力感度/インピーダンス | 1V/50kΩ |
ダンピングファクター | 45 |
残留ノイズ | 200μV |
S/N | 116dB |
Phono出力レベル | 0.1mW/W |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 125W |
外形寸法 | 幅270x高さ140x奥行243mm |
重量 | 6kg |
付属 | PIN-PINコード |