DIATONE DA-U550
¥43,000(1973年発売)
¥45,000(1974年頃)
解説
性能・機能・デザインの全ての面で色づけを避け、オーソドックスにより開発されたプリメインアンプ。
回路構成には差動1段のピュアコンプリメンタリーOCL回路を採用しており、信号の通る経路をできるだけ簡素化することで音質の変化を抑えています。
また、パーツの全てに余裕を持たせ、特にパワートランジスタはPc40Wとランクを上げたものを採用しています。また、ラジエーターに関しても、従来のものより一回り大きいものを採用しています。
確実に最良の状態でスピーカーをドライブできるようにするため、低インピーダンスのスピーカーのドライブも考慮して設計されています。
プリアンプ出力とパワーアンプ入力の分離端子を備えており、スライドスイッチ一つで分離して使用することが可能です。
イコライザー回路には高耐圧低雑音シリコントランジスタを採用しています。
MIC入力端子やREC端子を2系統搭載しています。
トーンコントロールにはBAX型の変形を用いています。可変方式は11ポジションのクリックストップ式となっています。
また、ラウドネスコントロールやハイカットフィルターを搭載しています。
別売りオプションでウッドケースがありました。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ | ||
<パワーアンプ部> | |||
出力 |
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高調波歪率 | 0.8%(定格出力時) 0.06%(1W出力時) |
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混変調歪率 | 0.18%(1W出力時) | ||
パワーバンド幅 | 10Hz~50kHz | ||
周波数特性 | 10Hz~50kHz -0.5dB | ||
残留ノイズ | 0.3mV | ||
入力感度/インピーダンス | 1V/50kΩ | ||
<プリアンプ部> | |||
入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/50kΩ Mic:2mV/50kΩ Aux、Tuner、Playback:150mV/50kΩ |
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出力レベル | Rec out:150mV Pre out:1V |
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周波数特性 | Phono:RIAA ±0.5dB Aux:20Hz~30kHz ±0.5dB |
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トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
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ハイカットフィルター | -6dB/oct(8kHz) | ||
イコライザー許容入力 | 130mV(1kHz) | ||
イコライザー入力換算雑音 | -118dB | ||
<総合> | |||
消費電力 | 50W | ||
外形寸法 | 幅380x高さ133x奥行301mm | ||
重量 | 7.7kg | ||
別売:550シリーズ用ウッドケース CA-550(¥6,500) | |||
外形寸法 | 幅445x高さ165x奥行297mm |