解説　

SANSUIのOEMによるDIATONEのプリメインアンプ。

TIM歪を起こしがちなNFB回路を根本的に見直し、新たにフィードフォワード回路とNFB回路をドッキングさせた新回路設計を行っています。これによりパワー段で発生するあらゆる歪を理論値上ゼロにすることが可能にしています。

素材面では、銅メッキシャーシの採用やノンマグネティック素子を多量に使用することで、磁気歪を排除しています。
また、ヒートパイプを採用するなど、磁気フラックスを避けた形のコンストラクションを形成しています。

電源部には、L/R独立・ステージ独立方式をとった大型電源トランスと、ハイスピード・超低倍率コンデンサを採用しています。

新開発のイコライザ回路を採用しています。

2ポジション・ゲイン切替えが可能なMCヘッドアンプを搭載しています。

機種の定格

型式	DCプリメインアンプ
<パワーアンプ部>
実効出力(10Hz～20kHz、THD 0.003%)	100W+100W(8Ω)
全高調波歪率(10kHz～20kHz、実効出力)	0.003%以下(8Ω)
混変調歪率(60Hz:7kHz＝4:1、SMPTE)	0.003%以下(8Ω)
出力帯域幅(IHF、両ch動作、THD 0.02%)	5Hz～80kHz(8Ω)
ダンピングファクター(新IHF)	100(8Ω、20Hz～20kHz)
周波数特性(1W)	DC～300kHz +0dB -3dB
<イコライザーアンプ部>
入力感度/インピーダンス(1kHz)	Phono1、2 MM:2.5mV/47kΩ Phono1、2 MC:100μV・300μV/100Ω Tuner、Aux、Tape play1、2:250mV/27kΩ
Phono最大許容入力(1kHz、THD0.01%)	MM:200mV MC:25mV
出力電圧/インピーダンス(1kHz)	Tape rec(PIN):250mV(47kΩ)/600Ω
全高調波歪率(20Hz～20kHz、5V出力)	Phono MM:0.005%以下 Phono MC:0.006%以下
RIAA偏差(MM、Rec out)	20Hz～300kHz ±0.2dB
SN比(Aネットワーク、ショートサーキット)	Phono1、2 MM:90dB以上 Phono1、2 MC:74dB以上 Tuner、Aux、Tape play1、2:110dB以上
チャンネルセパレーション(1kHz)	Phono1、2 MM:60dB以上 Phono1、2 MC:50dB以上 Tuner、Aux、Tape play1、2:80dB以上
<総合>
電源	AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力(電気用品取締法)	250W
外形寸法	幅460x高さ160x奥行404mm
重量	14.7kg