DIATONE DA-P7
¥40,000(1976年頃)
解説
Featureシリーズのプリアンプ。
ch間のセパレーションに十分注意し、設計されているので、従来のものより約10dB改善されています。
トーン回路には電圧増幅度が大きく対称ドライブで歪の少ないカレントミラー回路を採用するとともに、フィルター回路にはインバーテッドダーリントン・エミッタフォロア回路を採用し、低歪率を実現しています。
イコライザーアンプの初段差動増幅段に、ダイヤトーンの低濃度拡散技術により開発した超低雑音トランジスタを採用しています。
トーンコントロール回路には独自のスイッチ付可変抵抗器を採用して、フラット位置では時定数回路を完全に切り離し、フラットな周波数特性が得られる構成になっています。
22接点の本格的なアッテネーターを採用。ギャングエラーは、減衰度28dBまででそれぞれ1dB以内、減衰度30dB以上ではそれぞれ1.5dB以内となっています。
リモートコントロールにより、Featureシリーズのパワーアンプのダイレクトスピーカー切換えが可能になっています。
-20dBのオーディオミューティング。
18Hz、12dB/octのローカットフィルター。
9kHz、6dB/octのハイカットフィルター。
テープモニター2系統。
独立して使用できるデュプリケートスイッチ。
Featureシリーズのパワーアンプとドッキングする事が可能です。
機種の定格
型式 | プリアンプ | ||||||||
入力感度/入力インピーダンス |
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Phono最大許容入力 | 270mV(2.2mV時、1kHz、高調波歪率0.1%) | ||||||||
出力電圧/出力インピーダンス |
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高調波歪率(20Hz~20kHz) | 1V出力時:0.02%以下 9V出力時:0.05%以下 |
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周波数特性 |
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トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
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フィルター | Low:18Hz、12dB/oct High:9kHz、6dB/oct |
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入力換算雑音 (IHF、Aネットワーク、入力ショート) |
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使用半導体数 | FET:2 トランジスタ:26 ダイオード:5 LED:1 |
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電源 | AC100V 50Hz/60Hz | ||||||||
消費電力(電気用品取締法) | 8W | ||||||||
外形寸法 | 幅425x高さ169x奥行204mm | ||||||||
重量 | 5.3kg |