オーディオの足跡

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DA-P15Sの画像
 解説 

基本を見直すことで低歪を目指したプリアンプ。

イコライザアンプの初段には、多くのトランジスタの中からノイズ・性能の面で厳選した低雑音FETを採用しています。これにより初段トランジスタから発生するノイズを出来るだけ少なくし、S/Nを改善しています。
また、RIAA帰還回路のインピーダンスを下げる事でよりS/Nを改善しています。

トーンアンプの性能に大きく影響を与える残留ノイズについては、イコライザアンプと同様に、初段のトランジスタのノイズ特性を十分に吟味した低雑音FETを採用し、ノイズを減少しています。
さらに帰還回路を低インピーダンス化して高S/N化を図っています。

イコライザアンプ・トーンアンプともに、カレントミラー負荷の差動2段増幅回路を採用しており、オープンループ時の歪を少なく、さらに広帯域化するなど、充分に裸特性を良くして、安定に負帰還をかけ歪を少なくしています。
また、歪の少ない素子・回路構成の検討に多くの日数をかけることで、20Hz~20kHzの帯域において0.03%以下(Phono MM)、0.002%以下(AUX)という、限界に近くまで歪を下げることに成功しています。

MCヘッドアンプについては、トランジスタそのものを見つめ直すという視野に立ち、従来とは違ったトランジスタを採用しており、ノイズを減少させる新しい回路を考案・採用しています。

信号回路だけでなく、電源からアースまで左右チャンネルを分離した2モノラル・コンストラクションを採用しています。

テープ・デュプリケート・スイッチを搭載しています。

ヘッドホン・アンプを内蔵しています。

トーン・ディフィート機構を内蔵しています。

超低域ノイズをカットする、サブソニック・フィルターを搭載しています。

ターンオーバー切換え可能。

電源ON時のミューティングリレーを内蔵しています。

ラックマウント用キャリングハンドルを搭載したDA-P15と、キャリングハンドル非搭載のDA-P15Sの2種類がありました。

機種の定格
型式 プリアンプ
入力感度/入力インピーダンス Phono1、2 MM:2.3mV/50kΩ、100pF
Phono2 MC:0.1mV/10Ω
Tuner、Aux、Tape1、2:150mV/50kΩ
出力電圧/出力インピーダンス Output1、2:1V/600Ω
Rec out1、2:150mV/600Ω
Phones:600mV/15Ω
周波数特性 Phono(RIAA偏差):20Hz~20kHz ±0.2dB
Tuner、Aux、Tape1、2:10Hz~100kHz +0 -0.5dB
高調波歪率(1V出力、
ボリューム-20dB、20Hz~20kHz)
Phono1、2 MM:0.003%
Phono2 MC:0.005%
Tuner、Aux、Tape1、2:0.002%
S/N(Aネットワーク) Phono1、2 MM:84dB(入力端ショート)
Phono2 MC:77dB(入力端47Ω終端)
Tuner、Aux、Tape1、2:110dB(入力端ショート)
チャンネルセパレーション
(入力端ショート、20kHz)
Phono:80dB
Tuner、Aux、Tape1、2:105dB
トーンコントロール
Bass: ±10dB(100Hz、ターンオーバー周波数500Hz)
±10dB(50Hz、ターンオーバー周波数250Hz)
Treble: ±10dB(10kHz、ターンオーバー周波数2.5kHz)
±10dB(20kHz、ターンオーバー周波数5kHz)
外形寸法 DA-P15:幅480x高さ108x奥行349mm
DA-P15S:幅424x高さ108x奥行338mm
重量 DA-P15:7kg
DA-P15S:7kg