オーディオの足跡

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DA-P100の画像
 解説 

DA-A100とペアとなるコントロールアンプ。

変則2電源(+75V、-12V)の採用により、初段トランジスタのベース電位はアース電位と同一になっています。これによりカップリングコンデンサーの漏れ電流が無くなり、さらにベースバイアスはアースより供給されているため、電源投入時にカートリッジに過度電流は流れなくなっています。

電源電圧を86Vと高くし利得を適度に選ぶことで、許容入力が大きくても(260mV)RIAAカーブでの高域におけるズレは発生しません。

トーンコントロールにBAX型を採用しています。
少量変化時のうねりをなくし、さらにトーンコントロール・フラット時には、ディフィートした状態と同じになるよう設計されています。

トーンコントロール用アンプは、差動アンプとエミッタ接地との組合せによる2段で電圧増幅を行っています。これによりオープン・ループ・ゲインは約70dBあり、ブーストした場合にも十分なNFBがかかり歪の悪化を抑えています。

トーンコントロール作動時にもキャンセル時にも信号経路を同じとすることで、基本になる音質を変えない方式となっています。

モニターアンプを内蔵しています。
モニターとLine out用のアンプ回路は、特に低負荷インピーダンス(100Ω以上)や長距離配線(シールド線で200m)に耐えられるように設計されています。

機種の定格
型式 プリアンプ
入力感度/インピーダンス Phono1、2:2mV/50kΩ
Tuner、Aux1、2、Tape P.B.1、2:150mV/100kΩ
出力感度/インピーダンス Main out1、2:1V/50Ω
Line out:1V/47Ω
Monitor:1V/47Ω
Tape rec1、2:150mV/470Ω
RIAA偏差 ±0.2dB
周波数特性 20Hz~20kHz -0.5dB
トーンコントロール Bass:±10dB(100Hz、50Hz
Treble:±10dB(10kHz、20kHz)
フィルター Low cut:-12dB/oct(30Hz)
High cut:-12dB/oct(9kHz)
ATT -20dB
残留ノイズ 0.1mV
許容入力 260mV
イコライザー入力換算雑音 -118dB(V)以下(フラット)
-126dB(V)以下(Aカーブ補正)
使用半導体 トランジスタ:34個
ダイオード:10個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 7.4W
外形寸法 幅476x高さ180x奥行262mm
重量 10.4kg