MITSUBISHI/DIATONE DA-44U
¥65,000(1970年発売)
解説
オールシリコントランジスタ構成のプリメインアンプ。
パワーアンプ部には準コンプリメンタリーSEPP OTL回路を採用しています。
ボリュームに4連ボリュームを採用しており、プリアンプの入力側と出力側の両方で変化させています。
これにより小音量時にSN比が悪化するのを防いでいます。
プリアンプ部には3段直結アンプを採用しています。
また、イコライザーアンプ部にもこの3段直結アンプを使用しており、充分な負帰還をかけることで低歪率化を図っています。
トーンコントロールにはCR型ステップ式を採用しており、ロータリースイッチで1つ1つの独立した素子を切換えることで正確で素直な変化曲線を得ています。
また、トーンディフィートスイッチを備えており、ワンタッチでフラットな特性が得られます。
スピーカー端子は2系統備えており、切換えが可能です。
2系統のPhono端子を搭載しています。
MCヘッドアンプを内蔵しています(※記載の無いカタログもあり不明です)
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
回路方式 | 準コンプリメンタリーSEPP OTL回路 |
<パワーアンプ部> | |
出力 | 40W+40W(8Ω、連続出力) |
ミュージックパワー | 50W+50W(8Ω) |
周波数特性 | 10Hz~100kHz ±1dB |
S/N比 | 80dB以上 |
全高調波歪率 | 0.1%以下 |
混変調歪率 | 0.2%以下 |
ダンピングファクター | 30~50(30Hz~15kHz、8Ω) |
入力レベル/インピーダンス | 1V(rms)/100kΩ以上 |
適合負荷 | 4Ω~16Ω |
<プリアンプ部> | |
入力感度/インピーダンス | ※単体カタログ掲載 Phono1:2mV/50kΩ Phono2:2mV/50kΩ、100kΩ Tuner、Tape:200mV/250kΩ Aux:200mV/250kΩ |
※1970年総合カタログ掲載 Phono1:1.8mV/50kΩ Phono2:0.18mV/200Ω、1.8mV/50kΩ Tuner、Tape:200mV/200kΩ Aux:可変/100kΩ |
|
周波数特性 | Phono1、2:20Hz~20kHz RIAA±0.5dB Tuner、Aux、Tape:10Hz~100kHz ±1dB |
S/N比 | Phono1:70dB以上 Phono2:70dB以上(単体カタログ掲載) 65dB以上(1970年総合カタログ掲載) Tuner、Aux、Tape:80dB以上 |
フィルター | High cut:-6dB(9kHz)、12dB/oct Low cut:-6dB(50Hz)、12dB/oct |
トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz)、2dBステップ Treble:±10dB(10kHz)、2dBステップ |
全高調波歪率 | 0.1%以下 |
混変調歪率 | 0.1%以下 |
出力レベル | 定格:1Vrms 最大:6Vrms |
<総合> | |
使用半導体 | トランジスタ:31個 ダイオード:6個 |
電源 | AC100V |
消費電力 | 120VA |
外形寸法 | 幅400x高さ120x奥行330mm |
重量 | 8kg |