DENON TU-450
¥29,800(1987年頃)
解説
基本性能を重視するとともに、クオリティと使いやすさをテーマに設計された16局プリセット機能を搭載FM/AMチューナー。
選局操作がやさしく、正確な同調精度が得られるデジタルシンセサイザー方式を採用しています。
8個の選局キーとシフトキーの使用で16局をカバーしています。
メモリー機構には「4ウェイ選局機構」を採用しており、メモリーした16局の中から希望する局をダイレクトに呼び出すワンタッチランダムプリセット選局、電波を自動的に探し出して同調してくオート選局、微弱な電波の放送局を受信するマニュアル選局、最後に受信していた局を自動的に選局するラストチャンネルメモリー選局などが出来ます。
正確なチューニングのためのPLL比較周波数を可聴帯域外の25kHzに設定するとともに、スタティックコントロール方式ディスプレイを採用するなど、オーディオ帯域でのビートやノイズを解消しています。
フロントエンド部は、アナログ式3連相当のバラクタ・ダイオードとJ-FETによる設計となっています。
また、IF段には定振幅・定遅延特性のセラミックフィルターを採用しています。
電波の弱いFMステレオを受信する際に、自動的に雑音を軽減するMPX-NRを搭載しています。
この機能はON/OFFすることも出来ます。
AM部は、3端子型高選択度セラミックフィルター2段とLC型フィルターや、蛍光灯ノイズに強いローインピーダンス型ループアンテナを採用しています。
約30日のメモリーバックアップ機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
受信周波数 | 76~90MHz |
中間周波数 | 10.7MHz |
アンテナ端子 | ターミナル式 75Ω不平衡、300Ω平衡 |
実用感度 | 11.2dBf |
SN比50dB感度 | stereo:38.5dBf mono:21.6dBf |
実行選択度 | 50dB(±400kHz) |
キャプチャー比 | 1.5dB |
IF妨害比 | 85dB |
イメージ妨害比 | 45dB |
AM抑圧比 | 50dB |
ミューティング動作限界レベル ステレオ自動切替動作レベル |
-94.8dB(mW) |
周波数特性 | 20Hz~15kHz、+0.2 -1.5dB |
聴感補正SN比 | stereo:76dB mono:82dB |
全高調波歪率(1kHz) | stereo:0.15%(90%変調時) mono:0.08%(100%変調時) |
分離度 | 40dB(1kHz) |
出力レベル | 0.6V(100%変調時) |
<AMチューナー部> | |
受信周波数 | 522~1,629kHz |
中間周波数 | 450kHz |
アンテナ端子 | ターミナル式(ループアンテナ付属) |
実用感度 | 18μV(300μV/m) |
1信号選択度 | 35dB(±9kHz) |
IF妨害比 | 60dB |
イメージ妨害比 | 45dB |
SN比 | 52dB |
全高調波歪率 | 0.6% |
出力レベル | 0.18V(30%変調時) |
<総合> | |
消費電力 | 7W |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
外形寸法(脚、ツマミ、端子含む) | 幅434x高さ70x奥行283mm |
重量 | 3.0kg |