DENON SC-T33
¥18,000(1台、2001年3月発売)
解説
ダイレクトドライブ方式スーパーツィーターを搭載したトールボーイ型スピーカーシステム。
低域には12cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、このウーファーをP.P.D.D.方式で駆動しています。
従来の方式では大きな振幅を受けるとエッジなどの振動系の直線性が損なわれ、再生音に歪が生じる原因となっていました。この方式では片方のスピーカーエッジを逆向きに装着することで高調波歪を互いが打ち消し合って解消しており、歪の少ないクリアな再生を実現しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットの磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。
超高域にはダイレクトドライブ方式のスーパーツィーターを搭載しています。
この方式ではボイスコイルボビンと振動板を一体成型することでボイスコイルの駆動力が接着剤を介さず振動板に伝わるため、超高域までレスポンスが伸びます。また、イコライザーによって波面の乱れを抑え、スムーズな音の放射を実現しています。
磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。
全てのユニットに非磁性体フレームを採用しています。
ネットワーク部には指向性に注目した設計が施されており、スイートスポットを大きくするため広域で均一な音圧/位相レスポンスが得られるように最適化が図られています。これによりマルチチャンネルスピーカーのセッティングを容易にすると共に多人数での視聴において、1人ひとりがマルチチャンネルオーディオを楽しめるようにしています。
フロントバッフルにはラウンドバッフルを採用しており、回折効果による音質への影響を抑えています。
また、エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
金メッキ真鍮削り出しの大型スピーカーターミナルを採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:12cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 超高域用:ダイレクトドライブ型 |
周波数特性 | 40Hz~90kHz |
平均出力音圧レベル | 90dB/W/m |
入力インピーダンス | 6Ω |
最大許容入力 | 200W(Peak) 100W(EIAJ) |
外形寸法 | 幅175x高さ800x奥行295mm |
重量 | 14.6kg |
付属 | コルク製滑り止めx4 スピーカーコード(約3m)x1 |