DENON SC-R11
¥22,000(1台、1987年頃)
解説
スーパー・バスマウント構造を採用した小型2ウェイスピーカーシステム。
上級機で培ったエンクロージャーテクノロジーを集約して開発されています。
「振動するのは振動板だけ」というポリシーをさらに発展させ、SC-R88Z同様にスーパー・バスマウント構造を採用しています。
アルミダイカスト一体型フレームのウーファーをバッフルボードとバックドアーの前後からロックする構造で、ユニット全体の重心を確実にホールドすることにより、ユニット本体の振動とエンクロージャーの板振動を防止しています。
低域にはチョップドカーボンファイバーを混入したカーボンオレフィン振動板を採用した18cmコーン型ウーファーを採用しています。
磁気回路にはバリウムフェライトを使用し、アルミダイカスト一体型フレームで構成しています。
高域にはアルミ箔の両面にセラミックスをコーティングした新開発のセラミックスコーテッド振動板を採用した2.5cmドーム型トゥイーターを採用しています。
高域、低域の磁気回路はともにシールデッド・パラレルマグネット方式を採用しており、テレビやパソコンの画面を乱さない防磁設計となっています。
エンクロージャーはD.A.S.構造エンクロージャーの技術を応用し、テーパー状の特殊吸音体を天板下に装着し、内部の有害な定在波を拡散すると同時に効果的に吸収しています。
エンクロージャー素材には、針葉樹系高密度パーチクルボードを採用し、ラウンドバッフル、後面ダクト方式などの本格仕上げとなっています。
また、6面すべてがブラッキーウォール木目調仕上げとなっています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:18cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 45Hz~40kHz |
インピーダンス | 6Ω |
最大入力(EIAJ) | 130W |
平均出力音圧 | 91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 2500Hz |
外形寸法 | 幅208x高さ336x奥行218mm |
重量 | 5.3kg |