DENON SC-L50
¥55,000(1台、1988年発売)
解説
DENON独自のAero-Tube方式を採用した3ウェイスピーカーシステム。
スリムなスタイルで豊かな重低音を得るため、DENON-Aero-Tube構造エンクロージャーを採用しています。
この方式では、ウーファーの背面から出てくる音をキャビネット内のチューブを応用して利用し、少ない容積で重低音再生を可能にしています。
低域には18cm相当のコーン型ウーファーを採用しています。
大振幅に対応したフラットダンパーとストロンチウムフェライトマグネットを組合わせた駆動系により、PP振動板をドライブしています。
中域には12cmコーン型スコーカーを採用しています。
中音域をナチュラルに鳴らすために、反共振を排除するクロス・ギャザーエッジの採用など、超感情のクオリティを優先しています。
高域にはDENON独自で開発したG-Bホーン型トゥイーターを採用しています。
音響エネルギーの流れやピーク、ディップをコンピューター解析し、ガウス曲線とベッセル曲線の形状を最適に組合わせたホーンで、これにより、120度という広い指向角を獲得しています。
また、振動板には剛性が高くトランジェントに優れたチタン振動板を採用しています。
ウーファーやスコーカーの漏洩磁束がテレビの画面に影響を与えない防磁設計を施しており、テレビに近接して配置することも可能となっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・DENON-Aero-Tube方式 ・トールボーイ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:18cm相当コーン型 中域用:12cmコーン型 高域用:ホーン型 |
周波数特性 | 35Hz~30kHz |
インピーダンス | 6Ω |
最大入力(EIAJ) | 150W |
平均出力音圧 | 90dB/W/m |
外形寸法 | 全体:幅296x高さ1100x奥行296mm 本体:幅157x高さ1063x奥行220mm |
重量 | 15.0kg |