オーディオの足跡

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SC-F102SGの画像
 解説 

ヨーロッパのサウンドデザインとのコラボレーションによって誕生したスピーカーシステム。

SC-F102SGはヨーロッパのサウンド・デザイナーとDENONが共同で開発しており、最新テクノロジーと素材に加え、音楽に対する感性を盛り込んでいます。

基本設計段階で綿密なコンピューターシミュレーションによる可能な限りのモデリングを行い、徹底的に完成度を高めるという手法をとっています。
また、出来上がった試作機に対してホログラム解析をはじめ、様々な分析・調整を行い、さらにこの作業と試聴を繰り返すことでより質の高いスピーカーを完成させています。

低域には14cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には新開発のDDL(DENON Double Layer)コーンを採用しています。これは綿密なシミュレーションによって構造決定された2層の振動板で構成されており、軽量なが十分な剛性を確保し、広帯域にわたって正確なピストンモーションを実現しています。また、エッジの共振が特性に悪影響を及ぼさないよう構造設計することでより品位のある再生音を実現しています。
さらに、磁束分布の上下対称性の改善やアルミリングによる磁気歪の低減など、磁気回路の設計にも配慮することでよりスケールのある音を実現しています。

高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
フレーム形状は放射インピーダンスの平坦化を図って検討を重ねた形状となっています。また、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。

ユニットフレームには非磁性体のBMC(Bulk Mold Compound)製を採用しており、振動板の動きを妨げることなくサポートすると共に固有の鳴きを低減しています。

ネットワーク部はユニットのエネルギー特性や位相特性、キャビネットの反射や部屋の設置状況を考慮して設計されています。通過帯域でのレスポンスの平坦化に加えて減衰領域での特性の乱れにも配慮がされています。

エンクロージャーには背面にポートを設けたバスレフ方式を採用しています。設置状態や好みによってダクトのチューニングができるよう吸音スポンジが付属しています。
また、内部には振動を適度にコントロールする制動板を装着し、音質的にもクセの少ない素直な音色を実現しています。
外観はバッフル板に天然木突板を採用したセミグロス仕上げが施されており、天然木仕上げによって表面を伝わる音波をコントロールし、響きを美しています。

バナナプラグに対応した金メッキスピーカー端子を採用しています。

天然コルク製の滑り止めが付属しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ)
使用ユニット 低域用:14cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 40Hz~40kHz
最大許容入力 60W(JEITA)
120W(PEAK)
入力インピーダンス
出力音圧レベル 86dB/W/m
クロスオーバー周波数 3kHz
外形寸法 幅164x高さ278x奥行272mm
重量 5.3kg
付属 コルク製滑り止め(1シート4枚)x2
接続コード(AK-1000)3mx2
吸音スポンジx2