DENON SC-C3/SC-C3s
¥17,000(1台、1982年発売)
解説
コンパクトサイズの中で徹底的にチューンアップを施し、ハイスピード化を図ったスピーカーシステム。
低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板は、高密度な繊維を持つパルプ材を最新の抄造技術によって抄いたもので、さらに振動解析によって誕生した同心円状のコルゲーションリブを採用することにより剛性を獲得しています。
また、ダンパーには大型フラットダンパーを採用しています。
高域には2.5cmハードドーム型トゥイーターを搭載しています。
ダイアフラムには超高剛性材質の2つの物質(ボロン化合物、アルミナの粒子)を超高温のプラズマジェットによって熔融・加速し、アルミ金属箔表面に融着させたアルファ・ボロン・ダイアフラムを採用しています。軽量でありながら剛性はチタン振動板の約3倍、内部損失は従来の金属振動板に比べて約10倍といった物性を示し、カラーレーションの少ないワイドレンジな特性を得ています。
エンクロージャーの素材には硬質パーチクルボードを採用しています。
木目調仕上げのSC-C3とメタリックシルバー調仕上げのSC-C3sがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:16cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 45Hz~40kHz |
最大許容入力 | 60W(プログラムソース) |
平均出力音圧レベル | 91dB/W/m |
入力インピーダンス | 6Ω |
クロスオーバー周波数 | 4kHz |
外形寸法 | 幅210x高さ355x奥行194mm |
重量 | 4.5kg |