解説　

次世代オーディオの超高域再生にも対応したスピーカーシステム。

低域には16.5cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、P.P.D.D.(Push-Pull Dual Driver)Serial方式で駆動しています。
P.P.D.D. Serial方式では2個のスピーカーを背中合わせにプッシュプル駆動することで低域の再生レベルを拡大するとともに音の濁りの原因になる高調波歪を低減しています。また、同一サイズのキャビネット容積では1個のスピーカーの場合に比べて最低共振周波数を低下できるため、低域の再生能力が大幅に向上しています。
ウーファーの振動板には応答性に優れ音質評価の高いケブラコーンを採用しています。

高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットでは磁気回路にネオジウムマグネットを採用しています。

超高域にはリーフ型スーパーツィーターを搭載しています。
振動板に新開発の超薄型サンドイッチ構造のポリイミドフィルムを採用しており、200kHzまでの再生を可能にしています。これにより次世代オーディオの大きな特長である20kHz以上の高域、超高域を余裕を持って再生できます。

フロントバッフルには3次元加工を施したバッフルを採用しており、ユニット取付面を最小限にすることでバッフル端面で生じる回折効果を排除しています。また、バッフル材には厚さ9mmのMDFを5枚重ねたハイブリッド構造を採用しており、剛性を高めスピード感あふれるサウンド再生を実現しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。また、板材にはラバーコア材を採用しており、優れた音響特性を発揮しています。
外観には天然木の突板仕上げが施されています。

背面端子には極太ケーブルやバナナプラグに対応した真鍮削り出し金メッキ大型ターミナルを採用しています。さらにバイワイヤリングにも対応しています。

スピーカー下部に取り付けて接地面を小さくするスパイクやコルク製の滑り止めなどの設置用ツールが付属しています。

別売りオプションとしてスピーカースタンドがありました。
このスタンドはメカニカルアースグラウンド思想に基いて設計されており、振動の支点を明確化し、よりピュアな再生音と豊かな音場を得ています。支柱は3本の支柱をサンドイッチ構造に組み合わせた極太の支柱を重量級の底板で支えることで優れた安定性と振動抑止力を得ています。
素材には音響特性に優れたランバーコア材を使用しています。また、金メッキハイカーボンスチール製スパイク等のチューニングツールが付属しています。

機種の定格

方式	3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ)
使用ユニット	低域用:16.5cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 超高域用：リーフ型
周波数特性	30Hz～200kHz
平均出力音圧レベル	89dB/W/m
入力インピーダンス	6Ω
最大許容入力	200W(Peak) 120W(EIAJ)
外形寸法	幅210x高さ406x奥行313mm
重量	10.2kg
付属	金メッキハイカーボンスチールスパイクx3 受け皿x3 コルク製滑り止めx4
別売:スピーカースタンド ASS-777(1台、￥30,000)
外形寸法	幅340x高さ500x奥行340mm
重量	9.8kg
付属	金メッキハイカーボンスチールスパイクx4 受け皿x4 スピーカー取付用ネジx3 フェルト製滑り止めx4 コルク製滑り止めx4 転倒防止用フックx1