オーディオの足跡

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SC-350の画像
 解説 

DENONとピアレス社の共同開発により実現したHigh-M振動板を採用したスピーカーシステム。

低域にはHigh-M振動板を用いた25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
この振動板は、ポリプロピレンをベースとした高分子素材をコーン状に一体成型したもので、軽量性を維持しつつ硬度(剛性)を約2倍にすることに成功しています。
また、支持系にはリニアリティを大幅に改善したフラットダンパー、発泡ポリウレタンをロール状に成型し裏面から制動剤をコーティングしたエッジで構成しています。
ボイスコイルには直径方向のたわみを抑え、放熱効果に優れたアルミボビンに高耐熱接着剤で処理し、高耐入力を実現しています。

中域にはDENON/ピアレス社の10cmコーン型スコーカーを搭載しています。
このユニットは、バックチェンバーとフレームが堅固な軽合金ダイカストで一体化され、ウーファーからの強い空気圧や振動がスコーカーの振動系に及ぼす影響を抑えています。
またチェンバー内にリング状グラスウールを充填して反射音を吸収するとともに、チェンバー内壁をテーパー状とすることによって定在波の発生を防ぐなど、混変調歪の発生を防いでいます。
振動板には北欧産系パルプを使用したノンプレスコーンを使用しており、アルミボイスコイルボビンや発泡ウレタンに制動剤をコーティングしたロール状エッジなどを採用しています。

高域には3.2cmのソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。

ネットワークは伝送特性を重視し、コンデンサには大型アルミ電解コンデンサとメタライズド・フィルムコンデンサーを複合使用しています。
また、スピーカーと直列に挿入されるチョークコイルは、直流抵抗によるロスを小さくしています。

エンクロージャーには内容積45Lの密閉型キャビネットを採用しており、素材には硬質パーチクルボードを採用しています。
各ユニットの固定にはDENON独自のサンドイッチサポート方式を採用しており、フレームを前面・後面から堅固に固定することによって、キャビネットの振動を抑えています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:25cmコーン型
中域用:10cmコーン型
高域用:3.2cmドーム型
周波数特性 35Hz~30kHz
最大許容入力 100W(プログラムソース)
平均出力音圧レベル 92dB/W/m
インピーダンス
クロスオーバー周波数 500Hz、4kHz
レベルコントロール 高域連続可変
外形寸法 幅322x高さ609x奥行326mm
重量 15kg