DENON SC-11/SC-11s
¥22,000(1台、1981年発売)
解説
Super boy SC-101で培ったノウハウをさらに発展させ、レイアウト・フリー、ポジション・フリーといった使い勝手の自在性を最大限に追求したスピーカーシステム。
低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
DENONとピアレス社(デンマーク)の共同開発ユニットで、SC-304のウーファーと同じフラットダンパーを採用しており、さらにコーン紙の素材には北欧産系パルプを使用するとともに最新抄造技術を投入して、軽量かつ強靭な振動板に仕上げています。
また、25cmクラスのウーファーに匹敵する大型マグネットと耐熱処理ボイスコイルで構成することにより、トゥイーターの負担を軽減し、音圧や耐入力を改善しています。
高域には3.2cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
新開発のダイアフラムにより固有振動を抑え、スムーズな高域特性を得ています。
エンクロージャーには硬質パーチクルボードを使用し、特にフロントバッフルには18mmという十分な厚みを持たせています。
また、ユニットの固定にはサンドイッチ・サポート方式を採用しており、トゥイーターはアルミプレートとシーリング・シートによってフレーム両面からサポートし、ウーファーはフレーム全周をカバーするアルミダイカスト・リングによって強固にマウントしています。
ピュアメープル木目調仕上げのSC-11と、シルバーメタリックキャビネットのSC-11sがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:16cmコーン型 高域用:3.2cmドーム型 |
周波数特性 | 45Hz~22kHz |
最大許容入力 | 80W(プログラムソース) |
インピーダンス | 8Ω |
平均出力音圧レベル | 91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 4kHz |
外形寸法 | 幅210x高さ355x奥行217mm |
重量 | 5.5kg |