DENON SC-101
¥27,000(1台、1981年発売)
解説
サイズを超えたスケール感を再現するのを目標に開発されたコンパクトなスピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
最新の抄造技術による特殊コーン紙を採用することで広帯域にわたる理想的な振動モードを獲得しており、3~4kHzの高域までフラットな特性を実現しています。
さらに、振動系全体の軽量化や25cmウーファー級の磁気回路を採用することで高能率を達成しています。また、磁気回路にはアルリング(アルミ製ショートリング)を挿入し、中低域の高調波歪抑制を図っています。
そして、ボイスコイル部には放熱特性と歪打消し効果に優れたアルミボビンと200℃の熱に耐える高耐熱性接着剤で処理されたコイルを採用し、耐入力を改善しています。
高域にはSC-304と同じ3.2cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
各ユニットのマウントにはサンドイッチサポート方式を採用しており、トゥイーターはアルミプレートとシーリングシートによってフレームを両面からサポートされ、ウーファーはフレーム全周をカバーするアルミダイカストリングとシーリングシートによってサポートされています。これによりエンクロージャーへの振動を小さく抑え、混変調歪を低減しています。
また、仕上げはピュアメープル調仕上げとなっています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:3.2cmドーム型 |
周波数特性 | 45Hz~20kHz |
インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 80W(プログラムソース) |
平均出力音圧レベル | 91dB/W/m |
全高調波歪率 | 1.5%以下(100Hz以上、5W) |
クロスオーバー周波数 | 3kHz |
外形寸法 | 幅240x高さ410x奥行242mm |
重量 | 7kg |