DENON DSW-101
¥25,000(1台、1997年頃)
解説
新開発のP.P.D.D.方式により重低音再生を可能にしたサブウーファー。
比較的小型でも迫力ある重低音再生を可能にするため、DENONが独自で開発したP.P.D.D.(Push-Pull
Dual Driver)Parallel方式を採用しています。
従来の方式では、大きな振幅を受けるとエッジなど支持系の直線性が損なわれ、再生音に歪が生じる原因となっていました。P.P.D.D.Parallel方式では、この問題を解決するため、片方のスピーカーのエッジを逆向きに装着しています。これにより、高調波歪を互いが打消し合い解消しています。
また、2個のウーファーをプッシュプル駆動するため駆動力や振動等価質量が2倍になり、低域の再生レンジが拡大しています。
ユニットには15cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、並列接続することで実効振動板面積を確保し、スピーカーの振幅歪を抑制しています。
このユニットには幅広ゴムエッジや耐久力・制動を高めるアルミボビンを採用することで、低歪化を図っています。
アンプ部には耳に不快なハードクリップを防止する回路を搭載しています。
また、独自の密閉型を採用することで、不要な振動による音質への悪影響を抑えています。
無信号状態が数分続くと、自動的にスタンバイ状態になるオートパワーオフ機能を搭載しています。
信号が入力されると自動的にONに復帰します。
クロスオーバー周波数を可変することが可能です。また、位相切換スイッチも搭載しています。
木目仕上げとブラック仕上げの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | アンプ内蔵・1ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型・防磁設計 |
<ウーファー部> | |
使用ユニット | 超低域用:15cmコーン型x2 |
再生周波数帯域 | 20Hz~200Hz |
最大出力音圧レベル | 104dB/m |
<アンプ部> | |
最大出力 | 55W |
入力インピーダンス | Line:47kΩ High:4.7kΩ |
フィルター特性 | 50Hz~200Hz(連続可変) |
出力端子 | スピーカーシステム(L、R) Line out(ステレオ、ミニジャック) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 40W |
<総合> | |
外形寸法 | 幅206x高さ436x奥行305mm |
重量 | 8.5kg |
付属 | RCAピンコード 平行2芯コードx2 すべり止めx4 |