DENON DP-1300mkII
¥180,000(2007年2月発売)
解説
DP-1300Mの後継機として開発されたレコードプレイヤー。
ターンテーブルにはハイブリッド二重構造の直径331mmターンテーブルを採用しています。
裏面全体にシリコンラバーでデッドニング処理を施す事でハウリング特性を高めています。また、付属しているターンテーブルシートはホログラム振動解析によって求められた表面形状となっており、レコードの振動を抑えて良好なホールド特性を実現しています。
ターンテーブル駆動にはスピード検出にエンコーダーを採用したハイトルクモーターによるダイレクトドライブ方式を採用しています。
モーター内部に設けられたスリットを通過する光パルスの間隔で制御するクォーツロックサーボを採用しており、制御系に芯ズレの無い高精度な回転を実現しています。また、トルク4.5kg-cmのハイトルクモーターを開発・採用する事で立ち上がり時間0.3秒の素早い動作と回転安定性を実現しています。
トーンアーム部には高感度ユニバーサルトーンアームを採用しています。
カウンターウェイト部にラバーによるデッドニング処理が施されており、不要な共振を排除しています。また、各部にダイキャストパーツを採用する事で剛性を高めるとともに、内部配線材にも6N-OFCを採用するなど音質を重視した設計となっています。
トーンアームは高さ調節が可能なアルミダイカストベースに載せられており、6mmの範囲で高さ調節が可能です。
キャビネットにはスピーカーSC-CXシリーズと同様にMDFをベースに天然木突板セミグロス仕上げを採用しており、天然木仕上げによって内的・外的要素の振動や音の反射を抑制する効果を得ています。
さらにキャビネット側面には無垢材を使用しており、剛性を高めています。
脚部には大型インシュレーターを採用しています。
出力端子はピンコードタイプを採用しており、カートリッジの音質やインピーダンスに合わせてケーブルを付け替えることが可能です。
また、AC入力にはインレットタイプの極太ケーブルを採用しています。
アルミダイキャスト製のヘッドシェルが付属しています。
別売りオプションとして重量級カートリッジ用ウェイトセットがありました。
機種の定格
型式 | アナログプレイヤー |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | DENONクォーツサーボ式ダイレクトドライブ |
回転数 | 33・1/3rpm、45rpm |
ワウ・フラッター | 0.1%以下(WRMS) |
起動時間 | 0.3秒以内に規定回転(33-1/3rpm時) |
ターンテーブル | 33.1cmアルミダイカスト製(裏面振動吸収ラバーによる防振処理) |
負荷特性 | 針圧80gで0% |
回転数偏差 | ±0.003%以内 |
<トーンアーム部> | |
型式 | スタティックバランスS字型パイプアーム |
有効長 | 244mm |
オーバーハング | 14mm |
トラッキングエラー | 3゜以内 |
針圧調整範囲 | 0~4.0g(1目盛 0.25g) |
適合カートリッジ自重範囲 | 14.0g~20.0g(ヘッドシェル含む) |
付属シェル自重 | 9.0g |
アーム高さ調整範囲 | 約6mm |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅490x高さ178x奥行400mm(ダストカバー閉時) 幅490x高さ約474x奥行456mm(ダストカバーを開いた時) |
重量 | 14.5kg |
付属 | ヘッドシェル 出力ケーブル ACケーブル EPアダプタ |
別売 | 重量級カートリッジ用ウェイト ACD-45-N(¥8,000、ウェイト2種(20~28g用x1、26~37g用x1)) |