オーディオの足跡

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DCD-SA500の画像
 解説 

デジタルプレイヤー開発で培ってきた技術とフラッグシップモデルの設計思想を融合したSACDプレイヤー。

メカニズム部にはDENON製のオリジナル・ドライブメカニズムの最新バージョンを搭載しています。
駆動モーターに採用した3相ブラシレス・スピンドルモーターはシャフトが極めて短く、高速回転時の振動、揺れによるメカニズムの共振を抑制し、ディスクの偏重心により内部共振を抑えて最適なサーボ環境を造ります。
さらに、信頼性を高めるため、全数のメカニズムに対してレーザービームの傾きや、ピックアップとターンテーブルの機会的な傾き補正のため、再生するディスクの半径方向、接線方向のピックアップ角度調整を行っています。
異種素材を組み合わせたハイブリッド構造の定評あるS.V.H.ローダーによって安定したディスクドライブを実現しています。

ドライブメカニズムの下部にはデジタル系制御部基板が配置されています。
この基板にはガラスエポキシの4層基板を採用しており、パーツレイアウトと回路パターンに十分配慮してノイズ輻射を抑えています。
基板全体は肉厚鋼板によってシールドされており、シャーシとサンドイッチして隔離しています。これにより筐体内部への干渉を抑えています。

D/A変換部には上級機種から継承したアドバンスド・セグメント型を採用しています。
DCD-SA500ではDCD-SA100に採用したものと同様にPCM信号、DSD信号双方に対応するコンパチブルのステレオ仕様となっています。
このDACは高ダイナミックレンジ(123dB)を中心に、オーディオ特性を高めるためにノイズ発生を限界まで抑え込むことを目標に開発されたもので、D/A変換部の後段にピュア・アナログ・FIRフィルターのみを持つというシンプルな構成で高音質化を図っています。

電源部ではデジタル部とアナログ部の回路基板を分離レイアウトするとともに、電源トランスもデジタル系とアナログ系を別々に搭載しています。それぞれの干渉を最小限に抑え、音質劣化を徹底して防いでいます。
トランスはリーケージフラックスを抑えるためにスタガーに配置しています。また、シャーシとの共振を抑えるために肉厚鋼板のブラケットに固定しています。

オーディオブロックや電源ブロックなどには上位機種等でも採用されている大型ブロックコンデンサーなどの高音質パーツを搭載しています。

マルチチャンネル再生時のスピーカー配置に対応するバスマネージメント機能を搭載しています。
DCD-SA500ではスピーカーコンフィギュレーション機能とチャンネル間バランス調整機能を搭載しており、手持ちのスピーカーに合わせてテストトーンを聴きながら最適なマルチチャンネル再生環境を設定できます。
マルチチャンネル出力モードはフル帯域再生のFix(固定)モードと調整可能なVari(可変)モードが選択できます。

サラウンド回路OFF機能を搭載しています。
このモードではサラウンド、センター、サブウーファーなどの仕様しなチャンネルのオーディオ電源を自動的にOFFする事により、2チャンネル再生系への悪影響を排除し、よりクリアなステレオ再生が楽しめます。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 SACDプレイヤー
チャンネル数 最大6チャンネル
信号方式 1ビットDSD(SACD)
周波数特性 SACD:2Hz~50kHz -3dB
CD:2Hz~20kHz
SN比 SACD:113dB(可聴帯域)
CD:118dB
ダイナミックレンジ SACD:107dB(可聴帯域)
CD:100dB
全高調波歪率 SACD:0.0008%(1kHz、可聴帯域)
CD:0.0017%以下
ワウフラッター 測定限界以下
アナログ出力 FL/FR:2系統
SL/SR/C/SW:1系統
アナログ出力レベル 2.0V/10kΩ
デジタル出力 光:1系統
同軸:1系統
機能 ランダム
リピート(1曲/全曲/プログラム)
ディスプレイディマー
消費電力 25W
外形寸法 幅434x高さ135x奥行330mm
重量 7.4kg
付属 ワイヤレスリモコン(RC-968)