オーディオの足跡

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DCD-1000の画像
 解説 

Wスーパーリニアコンバーター方式を採用したミニコンポサイズのCDプレイヤー。

デノンが独自に開発したスーパーリニア・コンバーターを搭載しています。
この方式では、アナログ信号にコンバーター内の変換誤差検出訂正回路によって得た補正用信号を加えることで、D/A変換誤差を低減し、CDプレイヤー特有のゼロクロス歪を排除しています。
さらに左右交互に行われるCDのデジタル信号記録時に生じる左右チャンネル間の時間差の問題も解決しています。DCD-1000ではダブル・サンプリングホールド方式を採用しており、左チャンネルにサブのサンプリング回路を採用し右チャンネルに揃えています。

グラスファイバー入りの新開発エンジニアリングプラスチックBMC(バルク・モード・コンパウンド)をピックアップベースに採用しており、さらにキャビネットベースからQダンプ入りの特殊構造でフル・フローティングすることで外来振動に対処しています。また、CD自体の振動はマグネットクランパーでしっかりサポートしています。
外来振動に影響されやすい天井面をキャビネットベースに強力に固定することで耐振性を飛躍的に向上しています。

ピックアップ部には安定したトラッキング検出能力を持つ3ビーム方式を採用しています。
また、フォーカス・トラッキングサーボ回路には応答速度が非常にスピーディな新開発のICを使用しています。

電源部はデジタル系、サーボ系、オーディオ系が独立した電源から電流供給を受ける独立方式を採用しており、各回路セクション間での相互干渉を排除しています。

アンプ部にはDCアンプ構成を採用しています。

ダイレクト選曲やクイック選曲、スキップモニター、最大9曲のプログラム演奏、トラック・プログラムのリピート演奏、タイマー演奏が可能です。

ディスプレイでは総収録時間、トラックナンバー、インデックスナンバー、トラック内経過時間などを確認できます。
また、CALLキーによって演奏前にプログラム順番を表示して再確認ができます。

デノンのコンセプトシリーズに対応したデッキ・シンクロ端子を搭載しています。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
チャンネル数 2チャンネル
D/A変換方式 Wスーパーリニア・コンバーター
(ダブルサンプリングホールド方式)
フィルター 9次アナログフィルター
周波数特性 5Hz~20kHz +0.3 -0.5dB
SN比 95dB以上
ダイナミックレンジ 95dB以上
全高調波歪率 0.004%以下
チャンネルセパレーション 90dB以上
ワウ・フラッター 測定限界(0.01%W.Peak)以下
ピッチ偏差 ±0.005%
出力電圧 固定:2V(10kΩ負荷時)
ヘッドホン端子 最大出力70mW(32Ω負荷時)、ボリューム付き
ピックアップ 3ビーム、2次元平行、対物レンズ駆動方式
光源/波長 半導体レーザー/780nm
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 10W
外形寸法 幅335x高さ86x奥行305mm
重量 4.0kg