DENON CDR-1000
¥79,800(2000年5月発売)
解説
24bitD/Aコンバーターを搭載したCD-R/RW対応CDレコーダー。
D/A変換部には、24bitD/Aコンバーターを採用しています。また、オーディオ回路などのパーツにも厳選した高音質パーツを採用することで高音質化を図っています。
さらに、電源部はオーディオ部とデジタル部に独立することで、相互干渉を抑えています。
シンクロ録音機能を搭載しており、アルバム1枚を録音するディスクシンクロ録音、1曲だけを録音するトラックシンクロ録音、ディスクシンクロ録音後に自動的にファイナライズを行うオートファイナライズ録音の3種類が可能です。
また、手動操作のマニュアル録音も可能です。
フェードイン/フェードアウト機能を搭載しており、録音前にフェード録音の設定を行うと、録音中に停止またはポーズしたときにフェードアウトしながら録音を停止します。また、マニュアル録音モードの時はフェードイン録音に対応しており、同様にフェード録音の設定を行っておけば、録音を始めたところからフェードインしながら録音を開始します。
フェード時間は0~10秒(0.05秒ステップ)まで調節できます。
CD-RWに録音された最後の曲から遡って複数の曲を同時に消去できるトラックイレース機能を搭載しています。
また、全曲を一度に消去する事も可能です。
デジタルRECボリュームを搭載しており、アナログ録音でのレベル調整やデジタルソースからの録音の際にも-63dB~+6dBの範囲で録音レベルを調節できます。
テキスト入力/表示機能を搭載しており、録音したCD-R/RWディスクのアルバムタイトルやアーティスト名、曲ごとのタイトルやアーティスト名を、フロントパネルのジョグダイヤルやリモコンのキーを使って入力できます。
入力テキスト数は1つのタイトルやアーティスト名に最大64文字まで入力でき、英語大文字・数字・記号で入力できます。また、消去モードによって全テキストの消去と各タイトルやアーティスト名ごとの消去が可能です。
なお、テキスト入力後にファイナライズすると、CDテキスト対応プレイヤーで再生させたときに入力されたテキストを表示することができます。
倍速ファイナライズ機能を搭載しており、ファイナライズ処理を2分で行えます。
サンプリングレート・コンバーターを搭載しており、DATやBS/CS放送のサンプリング周波数(32kHz/48kHz)を自動的にCDのサンプリング周波数(44.1kHz)に変換してデジタル録音が行えます。
また、44.1kHzのデジタル入力信号はサンプリングレートコンバーターを通さずに、そのまま録音できる44.1kHzダイレクト録音機能を採用しています。
HDCDフォーマットの録音に対応しています。
モニターモード機能を搭載しており、CD以外のデジタルソースの信号(32kHz、48kHz)を44.1kHzのサンプリング周波数に変換して出力することができます。また、A/Dコンバーターを通すことでアナログ信号を44.1kHzのデジタル信号に変換して出力することが可能です。
ピックアップメカニズムをシャーシ中央に配置し、ボディの重量バランスを最適化することで振動を抑制するセンターマウントメカを採用しています。
フロントパネルにはアルミパネルを採用しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDレコーダー |
使用ディスク | CD(12cm/8cm) 民生用音楽録音用CD-Rディスク 民生用音楽録音用CD-RWディスク (データ用CD-R、CD-RWには録音不可) |
チャンネル数 | 2チャンネル |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
入力端子 | 光デジタル:1系統 同軸デジタル:2系統 アナログ入力:1系統 |
対応サンプリング周波数 | 32kHz、44.1kHz、48kHz |
アナログ入力感度 | 500mV |
出力端子 | 光デジタル:1系統 同軸デジタル:1系統 アナログ入力:1系統 |
D/A変換部型式 | 24ビットD/Aコンバーター |
出力信号フォーマット | 44.1kHz/16bitリニア |
周波数特性 | 2Hz~22.05kHz |
ダイナミックレンジ | 100dB |
S/N比 | 108dB |
高調波歪率 | 0.003%(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 105dB |
出力電圧 | 2.0V |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 26W |
外形寸法(脚、ツマミ、端子含む) | 幅434x高さ100.5x奥行285mm |
重量 | 4.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン 光ケーブル |