解説　

PCC(フォノ・クロストークキャンセラー)を行うためのユニット。

PCCは、フォノ・ピックアップ系のクロストークに逆クロストークを加えて打消す装置で、付属の調整用レコードを使ってツマミを操作することで、耳に最も感じやすい周波数帯域で約-40dBまで改善ができます。

プリアンプまたはプリメインアンプの、イコライザーアンプ出力端子とテープPB入力端子間、イコライザーアンプ出力端子が無い場合はTape-Rec出力とTape-PB入力端子間に接続して使います。

テープモニタースイッチを搭載しています。

電子回路とリードリレーの組合せによるミューティング回路を搭載しており、電源スイッチon/off時の雑音を防止しています。

機種の定格

型式	PCCユニット
利得	0±0.2dB以内
定格入出力レベル	150mVrms
最大許容入出力レベル	15Vrms
入力インピーダンス(1kHz)	50kΩ
適合負荷インピーダンス	50kΩ以上
伝送周波数特性	20Hz～20kHz +0 -0.2dB
SN比(IHF-A)	80dB以上(定格入出力レベル時)
全高調波歪率(20Hz～20kHz)	0.01%以下(1Vrms) 0.05%以下(10Vrms)
電源	AC100V、50Hz/60Hz
消費電力	6W
外形寸法(ツマミ含まず)	幅410x高さ81x奥行190mm
重量	3.5kg
付属	調整用レコード