DENON POA-5000
¥200,000(1991年頃)
解説
DENON独自のニューオプティカル・クラスA回路を全チャンネルに搭載したAVパワーアンプ。
ニューオプティカル・クラスA回路では、一般のリスニングパワーレベルまでは純粋なA級として増幅動作させることにより、A級ならではの優れた音質と高い効率を実現しています。
また、バイアスコントロール回路からの制御信号をバイアス回路に伝送する”光結合”により、主信号系とバイアス制御回路間の干渉を完全に排除するとともに、光素子を使用することによってバイアスコントロールのハイスピード化を実現しています。
フロント、センター、リアの各チャンネルはそれぞれ独立してステレオとモノブリッジの設定が可能です。
出力パワーステージへの電源供給は合計8個のコンデンサを用いてフロント(4個)、センター(2個)、リア(2個)それぞれ独立した電源回路から供給しています。
ハイパワー時でも相互のチャンネル間が影響しあう事が無い、理想的な電力供給が可能です。
シャーシコンストラクションでは、コントロール部、Lチャンネルパワー段、Rチャンネルパワー段、電源部のそれぞれを銅メッキシャーシを用いて完全に分離しており、相互干渉を最小限に抑える事で音の汚れや濁りを排除しています。
各入力にレベルボリュームを搭載しサラウンドレベルの調整が可能となっています。
また、より高品質な音を追求するため、個々のボリュームをバイパスするダイレクトスイッチを装備しています。
AVプリアンプのAVP-5000とリモートケーブルで接続することで、AVP-5000に連動して電源ON-STANDBYの切換を自動的に行います。
高速プロテクター回路を搭載しています。
機種の定格
型式 | AVパワーアンプ | ||||||||||||||||
定格出力 (20Hz~20kHz、THD 0.02%) |
|
||||||||||||||||
入力感度/インピーダンス | stereo:1Vrms/47kΩ mono:0.7Vrms/47kΩ |
||||||||||||||||
全高調波歪率(全チャンネル) | 0.008%(8Ω負荷、THD 0.05%) | ||||||||||||||||
混変調歪率(全チャンネル) | 0.005%(60Hz:7kHz=1:4、8Ω負荷、定格出力相当振幅出力) | ||||||||||||||||
出力帯域幅(全チャンネル) | 50Hz~50kHz(8Ω負荷、THD 0.05%) | ||||||||||||||||
SN比 | stereo:118dB mono:113dB |
||||||||||||||||
出力インピーダンス | stereo:0.08Ω mono:0.16Ω |
||||||||||||||||
周波数特性 | stereo:1Hz~100kHz mono:2Hz~80kHz |
||||||||||||||||
スピーカー端子負荷インピーダンス | stereo、mono:6Ωmin | ||||||||||||||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||||||||||||||
消費電力 | 450W | ||||||||||||||||
外形寸法 | 幅434x高さ184x奥行434mm | ||||||||||||||||
重量 | 24.2kg |