オーディオの足跡

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PMA-940Vの画像
 解説 

CD時代のコンポーネントとして、機能や性能を磨きこんだプリメインアンプ。

パワー段には、デュアル・スーパー無帰還回路をさらに改善しスルーレイト特性を向上させたものを採用しています。
出力段にはfT50MHz以上、Pc150Wの高速・大容量パワートランジスタを使用した3段ダーリントンプッシュプル構成となっています。
また、DCサーボ回路によって、MC入力端子からスピーカー出力端子間の全信号経路に一本のカップリング・コンデンサも使用しない完全DC構成とし、信号戻りのない無帰還方式、高域特性に優れたfT250MHzのハイスピードトランジスタ採用の新カレントミラー回路とあいまって、ハイスルーレイトを実現しています。

電源部には220VAのトランス、オーディオ用ブロックコンデンサ32,800μF(8,200μFx4)などを採用しています。
さらに、アース電位を明確にしたフローティングロード回路の設定により低域歪の発生を低減化しています。
また、新開発ピュア・ダイナミック電源回路の採用により、リップル電流を原因とする音質劣化を大幅に改善しています。

ローノイズFET差動増幅初段で構成したスーパーイコライザーはRIAA偏差20Hz~100kHz±0.3dB(MC時)というワイドレンジ特性を達成しています。

サラウンドプロセッサーや、グラフィックイコライザー、チャンネルディバイダーなどに対応するため、接続用回路「プロセッサーループ」を装備しています。

Phono入力端子には金メッキ端子を採用しています。

広帯域リアルタイム・トーンコントロール、サブソニックフィルターを搭載しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
定格出力(20Hz~20kHz) 105W+105W(8Ω)
125W+125W(6Ω)
入力感度/インピーダンス プロセッサーループ入力:150mV/20kΩ
全高調波歪率 0.004%(20Hz~20kHz、52.5W、8Ω)
混変調歪率 0.003%(105W相当、8Ω)
ダイナミックパワー 250W/2Ω
TIM歪 測定限界値以下
スルーレイト ±350V/μsec以上
出力帯域幅 5Hz~80kHz(52.5W、0.03%、8Ω)
周波数特性 4Hz~250kHz、+0 -3dB(1W、8Ω)
出力インピーダンス 0.1Ω以下
出力端子 スピーカー:AorB:6~16Ω、A+B:12~16Ω
ヘッドホンジャック最大出力:410mW(8Ω)、8~400Ω適合
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:0.2mV/100Ω
CD、Tuner、Video1、2/AUX、Tape1、2:150mV/30kΩ
最大出力/定格出力 12V/150mV
全高調波歪率 0.001%(1kHz、8V)
RIAA偏差 20Hz~100kHz±0.3dB(MC・MM IN~Rec Out/プロセッサーループ)
<総合>
SN比
(入力短絡、聴感補正A)
Phono MM:87dB(2.5mV入力時)
Phono MC:70dB(0.25mV入力時)
ライン:107dB(150mV入力時)
トーンコントロール特性 Bass:±10dB(100Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
サブソニックフィルター 18Hz、-6dB/oct
ラウドネスコントロール特性 100Hz:+7dB
10kHz:+6dB
ミューティング -20dB
消費電力 205W(電気用品取締法)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅434x高さ139x奥行414mm(フット、つまみ、端子等を含む)
重量 10.6kg